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おしらせ
今日のブログ
― 足元の光が揺れる日にも ―
最近、胸の奥にしまっていた“ひとつの光”が、ふっと弱くなってしまったような気がしている。
ずっと握ってきた未来図の輪郭が、指のあいだからすこしこぼれ落ちていくような感覚。
その光を知っている人なら、「あぁ、あのことか」とすぐに気づくだろう。
そう、我らが訪問事業部だ。
思えばこの数ヶ月は、まるでゲームのストーリーが一気に動き始める前の“キャラクター紹介パート”のようだった。
主役は揃った。
何をしてもうまく行かない、結果も出ないという舞台も整った。
あとは物語が加速するだけ――
そう信じていた。
でも物語とはいつだって、主人公がスムーズに勝ち進むようには作られていない。
むしろ、山がそびえてこそ、谷が深まってこそ、主人公は主人公として輝き始める。
例えるなら、今はドラマの中盤、視聴者が「ここからどうなる?」と手に汗を握りはじめるあの局面。
敵が現れ、状況は悪化し、味方のメンタルも揺らぐ。
でも、それこそが物語を面白くする“仕掛け”なのだ。
ヒーローに悪役が必要なように、希望には試練が必要で、成長には葛藤が必要だ。
悪党がいなければヒーローは生まれない。
ヒーローがいなければ悪党はただの存在しない影だ。
これぞ陰陽学説。
そう思うと、今のこの事業部の“揺らぎ”や“停滞”は、ただの障害ではなく、
主人公たちが覚醒するためのプロローグなのかもしれない。
だからこそ相方には、もう一踏ん張りしてほしいという気持ちがある。
もちろん直接は言わない。負担になる可能性があるから。
けれど心のどこかで、「ここからだぞ」と声をかけている自分がいる。
ここでは詳しく書かないけれど、そのあたりの心の動きは別のメモにそっと置いておくとして――
では、今日は“不足”と“充足”の話をしようと思う。

そんな少し沈んだ昼下がり。
ごはんを食べ終えたタイミングを見計らったかのように、妻からビデオ通話が鳴った。
妻は、くだらないことでもすぐ電話をかけてくる。
ときどき…いや、わりとよく“怒りの電話”の時もあるが(笑)
以前、そのことで友人たちに相談したとき、彼らが一番驚いていたのは「そんなことで電話してくるの?」という点だった。
電話ぢゃなくて、帰ってから話せばいいやん、わざわざ仕事中に?、と。
たしかに一般的にはそうなのかもしれない。
でも、自営業の僕には“仕事とプライベート”をガッチリ線引きする必要がなくて、出られないときは通知を切ればいいだけ。
それよりも――
話したいときに話してくれる、その距離の近さのほうがずっとあたたかい。
今日の電話も、“くだらない話”だった。
いや、世間的にはくだらないのかもしれないが、僕たち夫婦にとっては、とても愛しい報告だった。
「インスタントラーメンを2袋をいっぺんに食べてる」
という、どうでもよすぎる話。
そこには、鍋ごしにラーメンを頬張る妻の嬉しそうな姿があった。

というか、鍋の直食いかよ。
妻は笑いながら言った。
普段からこんなんしてたら、こんなことを幸せって思われへんよね。
──本当にその通りだと思った。
人は不足があるからこそ、充足を感じられる。
“何かが欲しい”という願いの裏には、
“今はまだ持っていない”という前提がある。
その前提を悪いものとして扱うのか、
それとも「だからこそ、今ここで味わえるものがある」と受け取るのかで、世界はまるで違って見える。
光が弱くなったように感じる日もある。
計画が思い通りに進まない日もある。
自分の努力が空に溶けていくような気がする日もある。
でも――
そんなときにふと鳴る電話。
「ラーメン2袋を一気に食べてるだけ」というどうでもいい話が、なぜか胸の奥をあたためてくれる。
人生は、もっと大きな意味や成果ばかりを追い求めているようでいて、
実はこういう“小さな幸せ”の積み重ねでやさしく支えられているのかもしれない。
そして気づく。
弱く見えていた光は、まだ消えていなかった。
ただ、いったん休んでいただけだった。
小さな幸せを受け取る余白を作るために。
もし今、心が少し沈んでいる人がいるなら――
仕事の相方のPさんのように悩みの渦の中にいる誰かがいるなら――
どうか思い出してほしい。
大きな願いが揺らぐ日は、小さな幸せがよく見える日でもある。
不足しているものよりも、充足しているものに目を向けてみよう。
光は消えていない。
ただ、姿を変えてそばにいる。
インスタントラーメン2つぶんの湯気みたいに。
1日1問(挑戦してね)
そろそろ、この国試問題も再会せねば。。。








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