まだまだ暑い日が続きますね💦
暑い日が続くと、
そんなことはありませんか?
第1回は、数あるツボの中でも特に有名な、「足三里(あしさんり)」です。
今週のツボ「足三里」
足三里は、東洋医学では足の陽明胃経(あしのようめいいけい)という経絡に属するツボです。
胃腸の不調をはじめ、身体が疲れているときなどにも、昔から幅広く使われてきた代表的なツボのひとつです。
効能・効果
胃痛、嘔吐、下痢、食欲不振、疲労感、脚のだるさ、健康維持など
1.胃腸の不調
胃痛、嘔吐、下痢、食欲不振など、消化器系の症状に古くから用いられてきました。
2.疲労・体力低下
身体を元気づける「強壮」のツボとして知られ、免疫機能との関係についても研究されています。
3.健脚
脚の痛みやだるさ、疲れなどに使われ、「健脚のツボ」としても有名です。
4.健康長寿
足三里へのお灸は、古くから日々の養生や健康維持のために重宝されてきました。
足三里はどこにある?

足三里は、膝の少し下、すねの外側にあります。
WHO(世界保健機関)の標準では、足三里(ST36)は膝の外側にあるST35から下方3寸、脛骨前縁の外側に位置すると定められています。
自分で探す場合は、膝のお皿の外側の下あたりから、指4本分ほど下へ移動し、そこから少し外側にある筋肉の部分を目安にすると見つけやすいでしょう。
押してみると、少し重だるいような感覚が出ることもあります。
自分で押すならどうする?
親指の腹を足三里に当て、ゆっくり3〜5秒ほど押して、ゆっくり離す
これを数回繰り返してみてください。
気持ちよく感じる程度の強さで十分です。
左右両方にありますので、椅子に座った状態でゆっくり刺激してみましょう。押した状態で足首を縦に動かすのも良いでしょう。
お灸にもオススメなツボです
足三里は、セルフケアのお灸にも比較的使いやすい場所です。
私自身も風邪気味の時はかなりお世話になっているツボでもあります。
足三里は、昔からどんなときに使われてきた?
東洋医学では足三里は、特に胃腸の働きと関係の深いツボとして知られています。
食欲がない、胃が重い、お腹の調子が悪いといった消化器の症状だけでなく、身体が疲れているときなどにも使われてきました。
では、足三里は本当に効果があるのでしょうか?
ここからは、伝統的な話とは分けて現在の研究を見てみましょう。
実は足三里は、鍼灸研究の中でも比較的よく登場するツボです。
胃腸の働きや疲労など、さまざまな分野で研究されています。
例えば健康な人を対象にした研究では、足三里(ST36)と内関(PC6)への鍼刺激によって、胃の電気活動などに変化がみられたことが報告されています。
また、肺がんで化学療法を受けている患者さん57人を対象とした研究では、足三里・合谷・三陰交という3つのツボへの指圧を行ったグループで、疲労や睡眠などの一部の指標に改善がみられました。
今週のツボ・まとめ
今回紹介したのは、足三里(あしさんり)です。
場所
膝の少し下、すねの外側。
効能・効果
胃痛、嘔吐、下痢、食欲不振、疲労感、脚のだるさ、健康維持など
セルフケア
気持ちよく感じる程度に、ゆっくり3〜5秒ほど刺激。
東洋医学では
胃腸の不調や身体の疲れなど、幅広く使われてきた代表的なツボ。
研究では
胃の機能や疲労などさまざまな研究があります。セルフケアのひとつとして、無理のない範囲で取り入れてみてください。
来週も、身近な不調に使いやすいツボをひとつ紹介します!
セルフケアをしても不調が続くときは
痛みや身体の不調は、症状が出ている場所だけを見れば分かるとは限りません。
トレイン治療院では、鍼灸・マッサージ・整体を組み合わせながら、身体の動きや筋肉の緊張、姿勢、生活習慣なども確認し、その方に合わせて施術しています。
「自分の場合は何が原因なのだろう?」
「セルフケアをしているけれど、なかなか良くならない」
という場合は、お気軽にご相談ください。





WHO. WHO Standard Acupuncture Point Locations in the Western Pacific Region. 足三里(ST36)を含む361経穴の標準位置を定めた資料。 (Iris)
Witt CM, et al. 健康成人を対象にST36・PC6への鍼刺激と胃電気活動などを検討した研究。 (PubMed)
Tang WR, et al. Effects of acupressure on fatigue of lung cancer patients undergoing chemotherapy: an experimental pilot study. Complement Ther Med. 2014. (PubMed)
National Center for Complementary and Integrative Health(NCCIH). Acupuncture: Effectiveness and Safety. (NCCIH)