リハビリテーション医学
下腿義足のうち膝蓋靱帯で体重を支持し、懸垂をカフベルトで行うのはどれか。
1.在来式
2.KBM式
3.PTB式
4.ライナー式
回答→3
【解説】
1.在来式(差し込み式)
大腿部にコルセットがあり、単軸のヒンジ継手でソケット部分と連結されています。そのため断端の解剖学的特長は十分には考慮されていない。
引用: http://www.kanazawagishi.sakura.ne.jp/gishi12.htm
2.KBM式
膝蓋腱で支持し、ソケットは大腿骨顆部を包み、膝蓋骨部は露出している。大腿骨内外顆の形状に合わせたソケット両翼により懸垂することが可能。(自己懸垂)
引用: http://www.kanazawagishi.sakura.ne.jp/gishi12.htm
出展 : 義肢装具のチェックポイント 第8版 日本整形外科学会 (著)
3.PTB式(最も一般的)
膝蓋靭帯部での体重支持を主とし、軟らかい内ソケット、膝上カフ、SACH足をもつ。
出展:東洋療法学校協会 「リハビリテーション医学」
4.ライナー式
ライナーとは、断端に被せるもので、断端とソケットの間に装着する。義足を持ち上げるための懸垂装置としての役割を持つほか、皮膚とソケットのズレによる摩擦の減少、義足から伝わる衝撃の緩衝材、部分的に加わる圧を分散させるなど、断端への負担を軽減させ、断端を保護する効果もある。ライナーの素材にはシリコーンやウレタンなどがある。
画像は大腿のライナーであるが、下腿でも同様である。
出展:東洋療法学校協会 「リハビリテーション医学」
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