臨床医学各論
次の文で示す症例の治療対象となる筋で最も適切なのはどれか。
「40 歳の女性。運動不足解消のためテニスを始めたところ、バックハンドストロークの際に肘の痛みを自覚するようになった。」
1.短橈側手根伸筋
2.尺側手根屈筋
3.腕橈骨筋
4.円回内筋
回答→1
【解説】
国試では、テニスのバックハンドで肘=バックハンドテニス肘で決めうちOKである。バックハンドストロークでは主にラケットにかかるボールの衝撃が、前腕伸筋群、回外筋群が付着している上腕骨外側上顆部にかかり、上腕骨外側上顆炎を発症する。陽性所見としては、上腕骨外側上顆の圧痛や前腕伸筋群の緊張、トムゼンテスト、中指伸展テスト、チェアテストなどの疼痛誘発テストが陽性となる 。
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