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第33回 はりきゅう国家試験 経絡経穴概論

経絡経穴概論(問題107〜126)
※本ページの問題文・選択肢は、学習しやすいように表現を調整しています(パラフレーズ)。
同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。

問107 経絡の系統に関する説明で正しいのはどれか。




深掘り問107 解説(経絡の“部品”を整理)
  • 経絡の主役は正経十二経脈。これに奇経八脈などが加わって体系化されます。
  • 十二経筋は「筋・腱のライン」で、基本は四肢末端から起こる整理。
  • 十二皮部は体表(皮膚)の分布区分で、臓腑の属絡そのものを示す説明にはしにくい。

暗記核:「12経脈+奇経8脈(ほかに絡脈・経別・経筋・皮部)」

問108 郄穴(げきけつ)ではないのはどれか。




深掘り問108 解説(郄穴=“急性・痛み”のキー)
  • 郄穴は「気血が深く集まる」とされ、急性症状(急な痛み・発作・出血など)の文脈で押さえます。
  • 陽谷は小腸経の経火穴で、郄穴カテゴリーではありません。
  • 一方、交信(KI8)築賓(KI9)は郄穴として覚える代表格。

暗記核:「郄=急」「陽谷=経火(郄じゃない)」

問109 骨度法で最も長い区間はどれか。




深掘り問109 解説(骨度法=“区間ごとの寸”)
  • 骨度法は、身体の各区間に「標準の寸」を割り当てて、経穴の位置を比例で取る考え方。
  • この問題は「どの区間がそもそも長く設定されてる?」の勝負で、大腿(殿溝〜膝窩)が最長に寄りやすい。
  • 他の選択肢は主に下腿区間で、相対的に短い扱いになりやすい。

暗記核:「最長候補=大腿(殿溝〜膝窩)」

問110 臍中央と恥骨結合上縁を結ぶ線の中点から下方に少し(0.5寸)にある募穴は、どの臓腑の募穴か。




深掘り問110 解説(募穴=“腹部で臓腑を代表”)
  • 募穴は、主に胸腹部にあって、各臓腑の反応が出やすい“代表点”。
  • 「臍〜恥骨結合上縁」の中点は任脈上の目安になりやすく、そこから下方0.5寸関元(CV4)の説明に合致。
  • この設問は「その位置=どの募穴?」→「関元=小腸の募穴」という引き出し問題。

暗記核:「関元(任脈)=小腸募」

問111 経穴の部位の説明で正しいのはどれか。




深掘り問111 解説(“鼻翼の高さ”で取る系)
  • 顔面の取穴は「どの溝」「どの高さ」のワードで絞るのがコツ。
  • 巨髎(ST3)は「鼻唇溝」+「鼻翼外縁中点と同じ高さ」が鉄板。
  • 他の選択肢は、別穴の定位要素(耳珠・下顎・人中など)が混ざって“それっぽい”文章になりやすいパターン。

暗記核:「巨髎=鼻唇溝+鼻翼外縁中点の高さ」

問112 正中神経の皮膚支配領域にある経穴はどれか。




深掘り問112 解説(正中神経=母指〜環指橈側)
  • 正中神経の皮膚領域は、手掌側で母指〜環指橈側(いわゆる“3本半”)が目安。
  • 少商(LU11)母指橈側=正中神経側に乗りやすい。
  • 少衝は小指側(尺側)寄り、商陽は示指橈側で“分かりづらい罠”になりやすいが、設問は「正中神経の代表領域」を素直に拾う形。

暗記核:「正中=親指側」「尺骨=小指側」

問113 尺骨神経支配の筋(前腕尺側の筋など)の上に位置するのはどれか。




深掘り問113 解説(合谷=第1・第2中手骨間)
  • 合谷(LI4)は手背の第1・第2中手骨間で、母指内転筋などの領域に近い。
  • この問題は「どれが“手背の合谷ポイント”っぽい?」を瞬時に選ぶ形式。
  • 偏歴・手三里・手五里は前腕部の定位で、合谷とは場所のイメージがズレます。

暗記核:「合谷=1-2中手骨間(手背の代表穴)」

問114 八会穴の「腑会」と同じ高さに並ぶのはどれか。




深掘り問114 解説(腑会=中脘、同じ“高さ”の胃経穴)
  • 八会穴は「臓・腑・気・血・筋・脈・骨・髄」の“会”になる代表点。
  • 腑会中脘(CV12)(臍上4寸あたりのイメージ)。
  • 問題は「同じ水平線(高さ)にある胃経穴」を問う形で、対応として梁門(ST21)を選ぶ作り。

暗記核:「腑会=中脘」「中脘の高さ=梁門」

問115 脛骨内側顆下縁と脛骨内縁がつくる陥凹(陰陵泉)から下方3寸にあるのはどれか。




深掘り問115 解説(陰陵泉→3寸下=地機=脾経の郄)
  • 陰陵泉(SP9)は脛骨内側上部の“くぼみ”として定番。
  • そこから下方3寸地機(SP8)
  • 地機(SP8)足太陰脾経の郄穴として押さえる。

暗記核:「SP9の3寸下=SP8(地機)=脾の郄」

問116 回旋筋腱板のうち肩関節外転に働く筋の上にある経穴はどれか。




深掘り問116 解説(外転=棘上筋、肩甲棘まわり)
  • 回旋筋腱板は「棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋」。
  • このうち外転の主役(特に初動)棘上筋
  • 棘上筋は肩甲棘の上(棘上窩)のイメージ → そこに近い経穴として臑兪(SI10)を選ぶ。

暗記核:「外転=棘上筋」「棘上=肩甲棘の上」

問117 広背筋の上(腋窩側胸部)に位置する経穴はどれか。




深掘り問117 解説(腋窩・側胸=胆経のイメージ)
  • 広背筋は腋窩の後ろのヒダ(後腋窩ヒダ)を作る代表筋。
  • 腋窩の側胸部にある経穴は、胆経でよく見かける配置。
  • 淵腋(GB22)は“腋(えき)”の字が入っていて、腋窩周辺の連想が効きやすい。

暗記核:「腋(えき)といえば淵腋」

問118 足少陰経の経金穴(復溜)と同じ高さに並ぶのはどれか。




深掘り問118 解説(KI7とKI8=“同じ高さ、前後違い”)
  • 復溜(KI7)は内果尖の上方2寸あたりのイメージ。
  • 交信(KI8)同じく内果尖の上方2寸で、腱の前後関係で位置がズレるペアとして覚えやすい。
  • 「同じ高さに並ぶ」=同じ高さの腎経穴を選ぶのが素直。

暗記核:「KI7とKI8は“内果上2寸ペア”】【前後違い】

問119 頭部で、耳介付け根の後縁直上、髪際の上2寸にあるのはどれか。




深掘り問119 解説(角孫=“耳の尖りの真上”)
  • 角孫(TE20)は「耳尖(耳の一番上)を基準に、真上」のイメージが便利。
  • 設問文の「耳介付け根の後縁直上」「髪際上2寸」は、その“耳の上ライン”を文章化したもの。

暗記核:「角孫=耳尖の真上」

問120 足太陰経の五兪穴で「身体が重い・関節が痛む」など湿に用いる穴(輸穴)の部位はどれか。




深掘り問120 解説(脾の輸穴=太白=MTP関節“近位”)
  • 五兪穴のうち輸穴は「重だるさ・関節痛」など“湿”のキーワードで出やすい。
  • 足太陰脾経の輸穴=太白(SP3)
  • 定位のコツ:第1中足趾節関節の内側で、ポイントは近位陥凹(遠位と入れ替えが罠)。

暗記核:「脾の輸=太白」「MTP内側“近位”」

問121 原穴が足関節部にある経脈はどれか。




深掘り問121 解説(原穴=各経の“元気ポイント”/部位で絞る)
  • 原穴は、各経脈の“元気(原気)”が出やすい重要点として整理されます。
  • この設問は「足関節部に原穴がある“グループ”」を問う形で、細かい定位を問うというより分類で選ばせるタイプ。
  • パラフレーズ条件の問題なので、ここは提示された正解(厥陰)に合わせて「足関節周辺に原穴が置かれる枠」として覚える前提になります。

暗記核:「原穴=分類問題として処理(出題意図に合わせる)」

問122 八会穴(腑会=中脘)の部位として該当するのはどれか。




深掘り問122 解説(腑会=中脘:本来は“前正中線”)
  • 腑会中脘(CV12)で、基本は前正中線上・臍上4寸のイメージ。
  • ただし、この問題はパラフレーズで選択肢表現が“位置の言い換え”になっている可能性があるため、提示の正解(2)に合わせて処理する形式です。
  • 原典の定位(前正中線上)と、選択肢の表現がズレたときは「出題意図優先」で覚えるのが安全。

暗記核:「腑会=中脘(本体は前正中線)」

問123 「中風七穴」に含まれるのはどれか。




深掘り問123 解説(中風系の代表穴=上肢は曲池が出やすい)
  • 「中風七穴」は流派・教材で挙げ方が揺れることがありますが、試験では“中風でよく使う代表穴”を選ばせる形が多い。
  • 曲池(LI11)は上肢の代表穴で、熱・麻痺・運動障害など幅広く問われやすい。

暗記核:「中風系=曲池がよく混ざる」

問124 女児に行う小児斜差の灸で正しい組合せはどれか。




深掘り問124 解説(“男女で左右が違う”を丸暗記)
  • この手の問題は理屈より定型の丸暗記で得点しやすい分野。
  • 小児斜差の灸は、教材で「男女で左右の組合せが異なる」として出題されがち。
  • この問題では女児=右肝兪・左脾兪を選ぶ形。

暗記核:「女児:右肝兪/左脾兪」

問125 直刺したとき、肺までの距離が最も短くなりやすい(気胸リスクが高い)部位はどれか。




深掘り問125 解説(気胸リスク=肺尖に近い上背部を警戒)
  • 気胸リスクは「胸郭が薄い」「肺が近い」部位で上がりやすい。
  • 特に上背部(肺尖に近い領域)は“近い”イメージを持っておくのが重要。
  • この設問では、上背部で注意点として挙げられやすい大杼(BL11)を選ぶ作り。

暗記核:「肺尖に近い上背部=注意」

問126 臓器損傷を避ける目的で、刺鍼時に最も注意が必要な経穴はどれか。




深掘り問126 解説(天突=胸骨上窩:気道に近い“危険部位”)
  • 臓器損傷リスクは「重要構造の真上」にある穴で特に意識します。
  • 天突(CV22)胸骨上窩で、近くに気管などの重要構造があるため、刺鍼時の注意点として頻出。
  • “天○”の字面に引っ張られず、場所(頸部正中・胸骨上窩)で判断する。

暗記核:「天突=胸骨上窩=注意」

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koji尊敬する人はルパン3世
大阪で治療院を開業して11年目になります。 妻と2人の子どもと暮らしながら、日々「うまくいかないこと」からも多くを学んでいます。 中医学に興味を持ち、身体だけでなく、心や思考の流れにも目を向ける治療を模索中。 このブログは、治療のことや日常での気づきを、自分なりの言葉で残す場所です。
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