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第33回 はりきゅう国家試験 東洋医学概論

東洋医学概論(問題91〜106)
※本ページの問題文・選択肢は、学習しやすいように表現を調整しています(パラフレーズ)。
同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。

問91 些細なことにも強い恐れを感じやすい人で、五官に出やすい変化はどれか。




深掘り問91 解説(五志×五臓×五官のセット)
  • 恐(恐れ)は五志でに配当。
  • 腎は「耳に開竅」(腎の状態が耳・聴覚に現れやすい)と整理します。
  • よって「恐れが強い/腎に負担が出やすい」→ 耳の症状が選びやすい。

暗記核:「恐=腎」「腎→耳」

問92 「血」のはたらきとして適切なのはどれか。




深掘り問92 解説(血=「滋養」と「神の安定」)
  • 血の主要な働きは「滋養(全身を養う)」と「心神を安定させる」。
  • 東洋医学では血は基本的に脈中を巡る(=「脈の外を巡る」は誤りにしやすい)。
  • 寒熱の調節は「気(衛気など)」の説明として出やすい。

暗記核:「血=滋養+安神」「血は脈中」

問93 津液について正しいのはどれか。




深掘り問93 解説(津液=体液、通路は三焦)
  • 津液=飲食物由来の水分が変化した体液全般(汗・唾液・尿なども含めて捉える学び方)。
  • 三焦は「水道(すいどう)」として、津液の通路・分布に関わると整理。
  • 脾は運化に関わるが、「脾だけで全身へ配る」と限定すると誤りになりやすい。

暗記核:「津液の通り道=三焦」

問94 飲食物を「精微」と「糟粕」に分ける変化(はたらき)を表すのはどれか。




深掘り問94 解説(“運化”のキーワード:精微と糟粕)
  • 精微=栄養として利用される“エッセンス”。
  • 糟粕=不要物(便など)側。
  • この「分けて変化させる」働きを化物として表現します(脾胃の運化の文脈で出題されやすい)。

暗記核:「精微と糟粕に分ける=化物」

問95 全身の「気」を主る(主宰する)とされる臓腑はどれか。




深掘り問95 解説(肺:主気/司呼吸)
  • 肺は「主気」(全身の気を主る)+呼吸を司る。
  • よって、気の生成・運行の中心としてが選ばれやすい。

暗記核:「肺=主気」

問96 臓腑へ“直接には”連絡しない(臓腑連絡が主目的ではない)のはどれか。




深掘り問96 解説(経筋=筋・腱のライン、臓腑連絡は主目的じゃない)
  • 経脈:臓腑と体表をつなぐ基本ルート。
  • 絡脈:経脈を補助し、表裏や局所を連絡。
  • 経別:経脈から分かれ、臓腑との連絡を強める学び方が多い。
  • 経筋:筋・腱など運動器系(体表の走行)中心で、臓腑連絡が主目的ではない

暗記核:「臓腑と直結しない系=経筋」

問97 夏に影響が強い外邪(暑邪)に特徴的なのはどれか。




深掘り問97 解説(暑邪=“昇散”+“気津を消耗”)
  • 暑邪は夏の外邪で、特徴は昇散性(上へ散り、発汗させやすい)。
  • 結果として汗が多い・口渇などが出やすく、気と津液を消耗しやすい点も重要。
  • 乾燥性は「燥邪」のイメージ。

暗記核:「暑=昇散」「暑は気津を傷る」

問98 七情で「気を消耗する」感情が過度になったとき、みられやすいのはどれか。




深掘り問98 解説(気虚→肺気虚っぽい症状が出やすい整理)
  • 七情が過度になると気機を乱し、なかでも「気を消耗」方向だと気虚に寄ります。
  • 気虚は肺気虚(息切れ、声が小さい、咳が出やすい等)の文脈で出題されやすく、選択肢ではが拾いやすい。

暗記核:「気が消耗→肺気虚っぽい(息切れ/咳)」

問99 裏実熱と裏虚熱が同時にみられる病証として適切なのはどれか。




深掘り問99 解説(心腎不交=腎陰虚の虚熱+心火の実熱が同居)
  • 心腎不交は、ベースに腎陰虚(=虚熱)があり、心火が相対的に亢進して実熱様の所見が出やすい代表。
  • 「裏で熱がある」+「虚と実が混じる」タイプとして覚えると選びやすいです。

暗記核:「心腎不交=虚熱(腎陰虚)+実熱(心火)」

問100 【症例】75歳男性。夜間頻尿と咳で不眠が続く。口渇、乾いた咳、腰膝酸軟、盗汗。舌は痩せ、脈は細。
最も適切な臓腑病証はどれか。




深掘り問100 解説(乾咳+口渇=肺陰虚/腰膝酸軟+盗汗+細脈=腎陰虚)
  • 肺陰虚サイン:口渇、乾いた咳(痰が少ない/粘い)、咽の乾き。
  • 腎陰虚サイン腰膝酸軟、盗汗、舌が痩せる、脈が細、(高齢で背景に陰虚が乗りやすい)。
  • 夜間頻尿も腎の弱り(腎虚)側で拾いやすい。
  • この組み合わせから肺腎陰虚が最も合致。

暗記核:「乾咳・口渇=肺陰虚」「腰膝酸軟・盗汗・細脈=腎陰虚」

問101 「胸苦しさ、胸の熱感、手のひらのほてり、息切れ」が示す経脈病証はどれか。




深掘り問101 解説(手の少陰=心経:胸部+手掌の熱)
  • 手の少陰経心経
  • 心は胸部症状(胸苦しさ・胸の熱感)と関連づけやすい。
  • 加えて手のひらのほてりは“手掌”を使う経脈病証の定番の出方で、心経(手の少陰)の病証として整理されやすい。

暗記核:「手の少陰=心」「胸+手掌」

問102 「舌質(舌体)の色」として扱うのはどれか。




深掘り問102 解説(舌質=淡白/紅/絳/紫、舌苔=白/黄/黒など)
  • 舌質(舌体)の色:淡白・淡紅・紅・絳・ など。
  • 舌苔の色:白苔・黄苔・黒苔 などが出やすい。
  • よって「舌質の色」で選ぶならが適切。

暗記核:「舌質:紫まで」「舌苔:白黄黒」

問103 弁証を進めるとき、最初に判定する枠組みとして一般的なのはどれか。




深掘り問103 解説(八綱:まず表裏=“病位”の判定)
  • 八綱弁証は「表裏・寒熱・虚実・陰陽」の枠。
  • 一般に最初は表裏を見て病位(どこで起きているか)を捉える流れで学びます。
  • その後に寒熱・虚実…と積み上げていくと整理しやすい。

暗記核:「最初=表裏」

問104 「悪寒と発熱が交互」「目眩」「弦脈」が示す六経病証はどれか。




深掘り問104 解説(少陽=往来寒熱+弦脈の鉄板)
  • 往来寒熱(悪寒と発熱が交互)は少陽病の代表。
  • 弦脈も少陽(肝胆系の気機の張り)とセットで覚えると強い。
  • 目眩も少陽の随伴として出題されやすいワード。

暗記核:「往来寒熱+弦脈=少陽」

問105 六部定位脈診で「右関上の沈」が虚。難経六十九難に基づく治療穴として適切なのはどれか。




深掘り問105 解説(六十九難:虚すれば母を補う/“母子関係”で取穴)
  • 難経 六十九難:基本ルールは「虚すればその母を補い、実すればその子を瀉す」
  • 六部定位で右関は一般に脾胃側として扱う学び方が多い(教科書・流派で表現差はあります)。
  • 脾は五行で、土の母は(母子関係)。
  • よって“火に関係する穴”を補う、という整理で選択肢では少衝が該当として出されています。

暗記核:「69難:虚→母を補う/実→子を瀉す」

問106 鍼施術で「補法(補う操作)」として適切なのはどれか。




深掘り問106 解説(補=“気を漏らさない”/瀉=“散らす”)
  • 補法は「不足を補う」操作で、代表的な整理の1つが抜鍼後に鍼孔を閉じる(按圧)
  • 逆に速刺速抜や強い動かし方は、気を散らす方向=瀉法側として問われやすい。
  • 呼吸と刺抜の合わせ方は流派・教科書で表現差が出やすいので、この問題では“最も典型”な④が安全。

暗記核:「補=抜鍼後に孔を閉じる」「瀉=速刺速抜のイメージ」

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koji尊敬する人はルパン3世
大阪で治療院を開業して11年目になります。 妻と2人の子どもと暮らしながら、日々「うまくいかないこと」からも多くを学んでいます。 中医学に興味を持ち、身体だけでなく、心や思考の流れにも目を向ける治療を模索中。 このブログは、治療のことや日常での気づきを、自分なりの言葉で残す場所です。
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