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第33回 はりきゅう国家試験 リハビリテーション医学

リハビリテーション医学(問題71〜82)
※本ページの問題文・選択肢は、学習しやすいように表現を調整しています(パラフレーズ)。
同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。

問71 ICFでいう「活動」に当たるものはどれか。




深掘り問71 解説(ICFは「できる動作」と「社会参加」を分けて考える)
  • 心身機能・身体構造(Body Functions/Structures):臓器や運動機能など“体そのもの”。例:呼吸、関節可動域、筋力。
  • 活動(Activity):「課題・行為の実行」=ADL/IADLや動作。例:更衣、歩行、利き手を変えて動作する
  • 参加(Participation):「生活・社会場面への関与」=役割。例:復職、学校生活、地域活動。
  • 環境因子(Environmental Factors):住環境・制度・支援など。例:家屋改修、福祉用具、家族支援。

暗記核:「活動=動作/ADL」「参加=役割/社会」「環境=周りの条件」

問72 脊髄損傷で起こる自律神経過反射について正しいのはどれか。




深掘り問72 解説(自律神経過反射=“上位胸髄以上+刺激+高血圧”)
  • 起こりやすい損傷高位:一般にT6以上の脊髄損傷で典型(上位の抑制が届かず、交感神経反射が暴走しやすい)。
  • 誘因(超頻出)膀胱充満(導尿不良)便塊/便秘、褥瘡・皮膚刺激、きつい衣類など。
  • 症状:突然の著明な高血圧、頭痛、顔面発汗/紅潮(損傷高位より上)、徐脈など。
  • 対応の優先順位
    1. 上体を起こす(起坐位)・衣類を緩める
    2. 誘因除去(膀胱→導尿/カテ確認、腸→排便介助 など)
    3. ③ それでも危険な高血圧が続けば降圧薬を検討
  • 合併症:放置すると脳出血などの重大合併症リスクがあるので「心配はない」は誤り。

暗記核:「T6以上+膀胱/便塊+高血圧」「まず体位と原因除去」

問73 心臓リハビリテーションの適応として適切なのはどれか。




深掘り問73 解説(心リハは「安定期の包括介入」:急性で不安定はまず安定化)
  • 心臓リハビリは運動療法だけでなく、教育・生活指導・再発予防を含む包括的介入
  • 代表的適応心不全(慢性心不全の運動耐容能・QOL改善、再入院抑制が狙い)。
  • 不適/注意(この設問の考え方)急性期で不安定な疾患は、まず循環動態の安定化・治療が優先。
    • 不安定狭心症:虚血イベントのリスクが高い
    • 急性心筋炎:急性炎症期は運動で悪化リスク
    • 急性大動脈解離:血圧管理・安静が最優先

暗記核:「心リハ=安定期」「急性で不安定は“まず安定化”」

問74 摂食嚥下の各期に関する説明で正しいのはどれか。




深掘り問74 解説(“どの期で何が起きるか”を1行で言えるように)
  • 先行期:食物を認知し、摂食行動を開始する(姿勢・注意・環境調整もここに入るイメージ)。
  • 口腔準備期咀嚼して唾液と混ぜ、食塊形成
  • 口腔期:舌で食塊を咽頭へ送り込む(随意運動の最後の方)。
  • 咽頭期:嚥下反射で、食塊が食道入口部へ。誤嚥防止(喉頭挙上、声門閉鎖など)が勝負。
  • 食道期:蠕動で胃へ運ぶ

暗記核:「準備=咀嚼/食塊」「口腔=送り込み」「咽頭=反射で食道へ」「食道=胃へ」

問75 大腿骨頸部骨折で人工骨頭置換術後のリハとして適切なのはどれか。




深掘り問75 解説(人工骨頭術後は“早期離床”が合併症予防そのもの)
  • 目的:廃用・肺炎・DVT・せん妄などを防ぎ、早く生活動作へ戻す。
  • 基本方針:医師の荷重指示の範囲で、早期から立位・歩行・荷重練習を開始する。
  • 注意:術式(前方/後方アプローチなど)で脱臼肢位の禁忌が変わることがあるため、回旋や過度な可動域は時期・指示に従う。
  • 手術直後から強い抵抗運動を“いきなり”は、疼痛・炎症・安全面で不適切になりやすい。

暗記核:「人工骨頭=早期離床・早期荷重(指示内で)」

問76 改訂日本版フレイル基準に含まれる要素として該当するのはどれか。




深掘り問76 解説(フレイルは“身体”の5項目:CHSに沿う)
  • 改訂日本版フレイル基準(CHSに準拠)は5項目で判定する整理が頻出。
  • 5項目
    • 体重減少
    • 疲労感
    • 身体活動量低下
    • 歩行速度低下
    • 筋力低下(握力)
  • 骨密度・聴力・認知は重要だが、この“基準項目”としては別枠として扱われやすい。

暗記核:「フレイル5:体重↓・疲労・活動↓・歩行↓・握力↓」

問77 脳性麻痺の病型で頻度が最も高いのはどれか。




深掘り問77 解説(脳性麻痺は“痙直>アテトーゼ>失調”のイメージ)
  • 最多は痙直型:錐体路障害が前景で、筋緊張亢進・腱反射亢進など。
  • アテトーゼ型:不随意運動(基底核関連)。
  • 失調型:協調運動障害(小脳関連)。
  • 試験はまず「頻度トップ=痙直型」で押さえると得点源。

暗記核:「脳性麻痺=痙直型が最多」

問78 パーキンソン病のホーン・ヤール分類で「姿勢反射障害があるが、日常生活で介助は不要」に相当するのはどれか。




深掘り問78 解説(Yahrは“IIIで姿勢反射、IVで介助”を覚える)
  • I:片側性
  • II:両側性(姿勢反射は保たれる)
  • III姿勢反射障害あり、でも日常生活は自立(ここが設問の文言)
  • IV:高度障害、介助が必要だが歩行/立位は可能
  • V:車椅子/寝たきり

暗記核:「III=姿勢反射」「IV=介助」

問79 膝伸展のMMTで、側臥位(重力を除いた肢位)で評価するのはどれか。




深掘り問79 解説(MMT2=“重力除去で全可動域”)
  • MMTの核
    • 3:重力に抗して全可動域(抵抗なし)
    • 2重力除去で全可動域
    • 1:筋収縮は触れるが運動にならない
    • 0:収縮なし
  • 膝伸展(大腿四頭筋)は通常座位で3以上を評価し、重力除去(MMT2)は側臥位などで膝の動きを確認する。

暗記核:「2=重力除去で動く」「3=重力に勝つ」

問80 成人の正常立位で、重心(身体重心)は重心線上の「床から何%付近」にあるか。




深掘り問80 解説(立位の身体重心=身長の約55%、S2付近のイメージ)
  • 成人の正常立位での身体重心は、一般に身長の約55%(床から)付近。
  • 位置イメージはS2(第2仙椎)付近、骨盤内あたりと言われることが多い。
  • 歩行や姿勢制御の設問では「重心線が足部の支持基底面に入るか」が転倒や安定性と絡んで出題されやすい。

暗記核:「重心=55%」「S2付近」

問81 関節リウマチにみられる関節変形として代表的なのはどれか。




深掘り問81 解説(RAの手=尺側偏位+スワンネック/ボタン穴)
  • 関節リウマチ(RA)は滑膜炎→靱帯・腱の破綻→変形が進む。
  • 代表的変形
    • MP関節の尺側偏位(設問の核)
    • スワンネック変形、ボタン穴変形 など
  • O脚は変形性膝関節症のイメージが強い(荷重内側の摩耗)。
  • 翼状肩甲は前鋸筋麻痺(長胸神経)など神経/筋の問題。

暗記核:「RA=尺側偏位」「スワンネック/ボタン穴」

問82 社会的リハビリテーションに含まれる内容はどれか。




深掘り問82 解説(社会的リハ=“参加”を実現する仕組みづくり)
  • 社会的リハ:就労・復学・地域生活など、社会参加を成立させるための支援。
  • 具体例:職場環境の調整、業務内容の再設計、通勤手段、制度利用、ジョブコーチ、合理的配慮など。
  • 家族への介護指導や栄養管理、個別PTは大事だが、枠としては医学的/生活支援(医療・ケア)側で問われやすい。

暗記核:「社会的リハ=参加(就労/復学)を支える環境調整」

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koji尊敬する人はルパン3世
大阪で治療院を開業して11年目になります。 妻と2人の子どもと暮らしながら、日々「うまくいかないこと」からも多くを学んでいます。 中医学に興味を持ち、身体だけでなく、心や思考の流れにも目を向ける治療を模索中。 このブログは、治療のことや日常での気づきを、自分なりの言葉で残す場所です。
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