同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。
問49 食中毒の原因菌と、関連が深い食品の組合せとして正しいのはどれか。
深掘り問49 解説(“菌↔食品”はセット暗記で落とさない)
- カンピロバクター:典型は鶏肉(加熱不十分)。鶏刺し・鶏たたきなどで頻出。
- 腸炎ビブリオ:海水由来 → 魚介類(夏に多いイメージ)。
- サルモネラ:鶏卵・食肉など(卵かけ・生食周りで出やすい)を連想。
- 腸管出血性大腸菌(EHEC):生肉/不十分加熱、汚染食品。溶血性尿毒症症候群(HUS)の連想も◎。
暗記核:「ビブリオ=魚介」「サルモネラ=卵」「カンピロ=鶏」「EHEC=生肉+HUS」
カンピロバクターは鶏肉(加熱不十分)との関連が有名です。腸炎ビブリオは魚介類、サルモネラは鶏卵などが典型です。
腸管出血性大腸菌は生肉・汚染食品などが問題になります。
問50 緑内障について正しいのはどれか。
深掘り問50 解説(緑内障=“視神経がやられる→視野が狭くなる”)
- 本体は視神経障害(網膜神経節細胞〜視神経乳頭の障害)。「視神経は障害されない」は典型的ひっかけ。
- 症状の出方:初期は自覚しにくく、周辺視野から欠けることが多い(中心視野は比較的後半まで保たれやすい)。
- 眼底所見:視神経乳頭の陥凹拡大(“cupが深くなる”)がキーワード。
- 失明原因:中高年で重要。早期発見・継続治療(眼圧管理)が勝負。
暗記核:「緑内障=視神経」「周辺から視野欠損」「自覚しにくい」
緑内障は視神経障害により視野が徐々に狭くなる疾患で、中高年の失明原因として重要です。
初期は周辺視野から障害されやすいとされます。
問51 パニック発作について正しいのはどれか。
深掘り問51 解説(“突然・短時間・ピークアウト”+治療の柱)
- 発作の時間:突然始まり、数分〜長くても数十分でピークアウトしやすい(「数時間」は誤り方向)。
- 状況の限定:社会場面“のみ”なら社交不安などを考える。パニックは状況限定とは限らない。
- 呼吸苦:過換気が絡むことがあり、基本は落ち着かせる・呼吸調整。原因鑑別は大事だが「酸素が基本」とは言いにくい。
- 治療:認知行動療法(CBT)+薬物療法(SSRIなど)を柱に整理すると強い。
暗記核:「パニック=突然+短時間」「治療=CBT+(必要なら)薬」
パニック発作は突然出現し、通常は短時間(数分〜長くても数十分)でピークアウトします。治療は認知行動療法や薬物療法が用いられます。
社会状況に限局するのは社交不安などを考えます。
問52 小児のアトピー性皮膚炎について正しいのはどれか。
深掘り問52 解説(アトピー=“バリア低下+炎症”/治療=“保湿+外用”)
- 病態:皮膚バリアが低下し、刺激・アレルゲンが入りやすく炎症が持続。
- 好発部位:乳児期は顔・頭部も多いが、成長すると肘窩・膝窩など屈側が典型。
- アレルギー型:Ⅲ型(免疫複合体)が中心とは言いにくい(ここは“ひっかけ”として出やすい)。
- 治療の基本:保湿(スキンケア)+外用ステロイド/タクロリムス等で炎症を抑える。抗ヒスタミンは主にかゆみ対策の補助。
暗記核:「アトピー=バリア低下」「屈側湿疹」「基本は保湿+外用抗炎症」
アトピー性皮膚炎は皮膚バリア低下と炎症が背景にあり、乳幼児以降は屈側(肘窩・膝窩など)に湿疹が出やすいです。
治療は保湿と外用ステロイド等が基本で、抗ヒスタミンは補助的に用いられます。
問53 抗酸菌感染症について正しいのはどれか。
深掘り問53 解説(結核=空気感染/NTM=環境+難治のイメージ)
- 結核(TB)の感染:主に空気感染(飛沫核)として整理(「飛沫感染」と言い切るのはひっかけになりやすい)。
- 非結核性抗酸菌(NTM):土壌・水など環境由来が多く、通常はヒト→ヒトは一般的ではない。
- NTM症が難しい理由:治療が長期化しやすい、薬剤感受性の問題、再燃/再感染などで難治になり得る。
- 疫学(患者数など)は年度で変動するため、試験では「1,000人以下」など極端な数字は疑って読むのがコツ。
暗記核:「TB=空気感染」「NTM=環境由来+難治」「NTMは基本ヒトヒトしにくい」
非結核性抗酸菌症は長期治療が必要で難治性となることがあります。結核の主な感染は空気感染(飛沫核)で、
日本の新規患者は1,000人より多い規模です。非結核性抗酸菌は環境由来が多く、通常はヒト→ヒト感染は一般的ではありません。
問54 COPDについて最も適切なのはどれか。
深掘り問54 解説(COPD=喫煙+閉塞性/禁煙は“戻す”より“止める”)
- 原因:喫煙が最大要因。受動喫煙もリスクになり得る(「関与しない」は×)。
- 症状:初期は労作時呼吸困難が多い。安静時の強い呼吸困難は進行例を連想。
- 合併:喫煙背景から肺がんの合併に注意(頻出ポイント)。
- 禁煙の意味:呼吸機能を“元通り”にするより、低下速度を抑える(進行を遅らせる)ことが最大の効果。
暗記核:「COPD=喫煙」「初期は労作時」「禁煙=進行抑制」「肺がん合併」
COPDは喫煙と関連が深く、肺がんの合併にも注意します。初期は労作時呼吸困難が多く、
禁煙は進行を抑える重要策ですが失われた機能が完全に戻るわけではありません。
問55 気管支喘息について正しいのはどれか。
深掘り問55 解説(喘息=“気道炎症+可逆性閉塞”/管理はICSが主役)
- 喘息の本質:気道炎症+気道過敏性→可逆性の気流制限。
- 換気障害:閉塞性(呼気が出にくい)。拘束性は間違えやすい定番。
- 時間帯:発作は夜間〜早朝に出やすい(副交感優位・気道反応性などを連想)。
- 治療:長期管理は吸入ステロイド(ICS)など抗炎症が中心。気管支拡張薬“のみ”ではない。
- アレルギー型:典型はI型(IgE)系のイメージで押さえると混乱しにくい。
暗記核:「喘息=炎症」「閉塞性」「夜〜早朝」「ICSが中心」
喘息は気道炎症と可逆性の気流制限が特徴で、発作は夜間〜早朝に起こりやすいです。
換気障害は閉塞性で、長期管理は吸入ステロイドなど抗炎症治療が中心です。
問56 アナフィラキシーを起こしやすい原因として最も適切なのはどれか。
深掘り問56 解説(アナフィラキシー=I型の全身反応:原因“TOP”を覚える)
- アナフィラキシー:急性の全身反応(皮膚症状+呼吸/循環/消化器など)。原因は食物・薬剤・蜂毒などが代表。
- 食物アレルギーは典型的に起こしやすい。
- 接触皮膚炎:多くは遅延型(IV型)で局所症状中心。
- アレルギー性鼻炎:局所症状が中心で、全身性ショックの代表原因にはなりにくい。
- 血清病:免疫複合体(III型)を連想(=アナフィラキシーの典型とは別枠)。
暗記核:「アナフィラ=食物/薬/蜂」「接触皮膚炎=遅延型」
アナフィラキシーは食物、薬剤、蜂毒などで起こりやすい急性の全身反応です。
接触皮膚炎は遅延型反応が多く、鼻炎は局所症状が中心です。
問57 胃食道逆流症(GERD)について正しいのはどれか。
深掘り問57 解説(GERD→バレット食道:扁平→円柱の“置換”を押さえる)
- GERDの機序:下部食道括約筋(LES)の機能低下・一過性弛緩、食道裂孔ヘルニアなど→胃酸が逆流。
- バレット食道:逆流が慢性化すると、下部食道の扁平上皮が円柱上皮へ置換することがある(メタプラジア)。
- 体重:肥満・体重増加は腹圧↑で逆流を助長しやすく、悪化要因になり得る。
- 「LESが常に強く緊張」や「食道内圧が高い」は逆方向のひっかけ。
暗記核:「GERD→バレット(扁平→円柱)」「肥満=悪化」
逆流が続くとバレット食道のように扁平上皮が円柱上皮へ置換することがあります。
GERDは下部食道括約筋の機能低下や一過性弛緩などが関与し、肥満・体重増加は悪化要因になり得ます。
問58 アルツハイマー病の初期に起こりやすいのはどれか。
深掘り問58 解説(認知症の“初期症状”は病型で決め打ち)
- アルツハイマー病(AD):初期は近時記憶障害が典型(最近の出来事を忘れる、同じ質問を繰り返す)。
- レビー小体型(DLB):幻視が目立ちやすい(ひっかけ定番)。
- 前頭側頭型(FTD):脱抑制・反社会的行動など人格/行動変化が前景。
- てんかん発作は“初期の代表”としては出にくい(起こり得るが、選択肢の中では優先度が低い)。
暗記核:「AD=近時記憶」「DLB=幻視」「FTD=人格/行動」
アルツハイマー病は初期に近時記憶障害が目立ちやすいです。幻視はレビー小体型で目立ちやすく、
反社会的行動は前頭側頭型で問題になりやすい所見です。
問59 炎症性腸疾患(IBD)について正しいのはどれか。
深掘り問59 解説(UCとクローンは“連続/非連続・範囲”で瞬殺)
- 潰瘍性大腸炎(UC):大腸に限局し、直腸から連続性に広がるのが基本。
- クローン病:口腔〜肛門まで起こり得て、非連続性(スキップ病変)が基本。
- 増加傾向:生活様式/食生活の変化(欧米化など)とともに増えた、という整理で問われやすい。
- 炎症反応:赤沈(ESR)やCRPは病勢評価の参考になり得る(「反映しない」は×方向)。
暗記核:「UC=大腸+連続」「クローン=全消化管+非連続」「ESR/CRP=炎症指標」
IBDは国内でも増加傾向で、生活様式の変化が背景要因の一つとされます。
クローン病は口腔〜肛門まで起こり得て非連続性病変、潰瘍性大腸炎は連続性病変が基本です。
赤沈やCRPは炎症の指標として病勢評価に用いられます。
問60 膵がんについて正しいのはどれか。
深掘り問60 解説(CA19-9は“補助”/膵がんは早期発見が難しい)
- CA19-9:膵がんで診療上よく使われる腫瘍マーカー(経過観察・治療反応の指標など)。ただし特異度は完璧ではない。
- アミラーゼ:急性膵炎などで上がりやすい指標で、膵がんの病状を“よく反映”とは言いにくい。
- 確定診断:画像は重要だが、最終的には病理(細胞診/組織診)など総合判断の整理が安全。
- 早期発見:膵がんは症状が出にくく早期発見が難しいことで有名(ここが頻出)。
暗記核:「膵がん=早期発見むずい」「CA19-9=使うが万能ではない」
CA19-9は膵がんで用いられる代表的腫瘍マーカーですが、特異度が極めて高いわけではなく、診断は画像や病理など総合的に行います。
膵がんは早期発見が難しく、アミラーゼは急性膵炎などで上がりやすい指標です。







