同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。
問39 睡眠障害に関する説明で正しいのはどれか。
深掘り問39 解説(“入眠・中途・早朝”+SAS/むずむず脚を整理)
- 不眠の3分類(超頻出):
- 入眠障害:寝つけない
- 中途覚醒:夜中に何度も起きる
- 早朝覚醒:朝早く目が覚めて再入眠できない(うつで典型)
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS):肥満で上気道が狭くなりやすく、リスク上昇。
- 過眠症:日中の強い眠気が中心で、夜の睡眠時間が必ず長いとは限らない(概念のズレに注意)。
- むずむず脚症候群:下肢の不快感で入眠困難や中途覚醒につながりやすい(早朝覚醒が典型ではない)。
暗記核:「夜中に起きる=中途覚醒」「肥満=SAS」「むずむず脚=入眠困難」
肥満は上気道の狭窄を招き、睡眠時無呼吸症候群のリスクになります。入眠障害は「寝つけない」こと、
夜中に目が覚めるのは中途覚醒です。むずむず脚症候群は下肢の不快感で入眠困難を起こしやすいです。
問40 構成失行の説明として正しいのはどれか。
深掘り問40 解説(失行・失認・失語の“分類ひっかけ”対策)
- 構成失行:図形の模写、積み木で形を作るなど空間的に構成する課題が苦手。
- 着衣失行:服の上下左右が分からず着られない、袖に腕を通せない等(選択肢2)。
- 失認(立体覚障害など):触っても形が分からない(選択肢3は触覚性失認の方向)。
- 失語:言語機能の障害。復唱できない(選択肢1)は失語の文脈(伝導失語など)。
暗記核:「積み木・模写=構成失行」「着る=着衣失行」「触って分からない=失認」「復唱=失語」
構成失行は、図形の模写や積み木で形を作るなど「構成する」課題が苦手になります。
復唱障害は失語、袖に腕を通せないのは着衣失行、触覚で形が分からないのは失認(立体覚障害)に関連します。
問41 身体計測の方法で正しいのはどれか。
深掘り問41 解説(周径は“力を抜いて、基準点/最大部”が基本)
- 前腕周径:一般に最大膨隆部(最も太い所)で測る。
- 下腿周径:腓骨頭ではなく、ふくらはぎの最大膨隆部が基本。
- 上腕周径:肘を曲げて筋緊張が入ると誤差が出やすい。基本はリラックス(多くは上腕の基準点で一定条件)。
- 大腿周径:膝を曲げると筋の形が変わりやすいので、原則は条件を揃えて測る(“曲げて測る”固定はしない)。
暗記核:「前腕=最大部」「下腿=最大部」「測定は力を抜いて条件統一」
前腕周径は一般に最大膨隆部で測ります。上腕周径はリラックスした状態で上腕の基準点を用い、
下腿周径は腓骨頭ではなく最大膨隆部(ふくらはぎが最も太い所)で測るのが基本です。
問42 脈拍の変化について正しいのはどれか。
深掘り問42 解説(頻脈/徐脈の“王道ペア”+頭蓋内圧の例外)
- 頭蓋内圧亢進:クッシング反射の文脈で徐脈になり得る(高血圧・徐脈・呼吸異常のセットが有名)。
- 貧血:酸素運搬が不足 → 代償で頻脈になりやすい。
- 甲状腺:
- 機能亢進:頻脈
- 機能低下:徐脈傾向
- パーキンソン病:頻脈が“典型”として問われることは少なく、脈拍より振戦・筋強剛などの運動症状が中心。
暗記核:「貧血=頻」「甲状腺:亢進=頻/低下=徐」「ICP↑=徐(クッシング)」
頭蓋内圧亢進ではクッシング反射などで徐脈がみられることがあります。
貧血や甲状腺機能亢進では頻脈になりやすく、甲状腺機能低下ではむしろ徐脈傾向です。
問43 易感染性(感染しやすさ)につながりやすい疾患として最も適切なのはどれか。
深掘り問43 解説(易感染=“好中球が足りない/働かない”を連想)
- 易感染の王道:好中球減少、免疫不全、白血球機能低下。
- 急性骨髄性白血病(AML):骨髄で腫瘍細胞が増えて正常造血が抑えられる → 好中球減少や機能低下で感染リスク↑。
- ITP:血小板が減って出血傾向が中心で、感染が主テーマではない。
- 貧血(鉄欠乏/巨赤芽球性)は基本は酸素運搬や造血の問題で、易感染の主因としてはAMLほど典型ではない。
暗記核:「易感染=白血球(特に好中球)がやられる病気」
急性骨髄性白血病では正常な白血球機能が低下し、好中球減少などにより感染リスクが高くなります。
ITPは主に出血傾向に関係します。
問44 便秘の原因として最も適切なのはどれか。
深掘り問44 解説(便秘にする薬:オピオイドは代表格)
- オピオイド:腸管運動を抑制し、分泌も低下 → 便が硬くなりやすく便秘の代表原因。
- ノロ:嘔吐・下痢が典型。
- 乳糖不耐症:浸透圧性下痢が中心。
- 胃切除後:ダンピング症候群などで下痢側の話題が出やすい(“便秘”の代表ではない)。
暗記核:「便秘にする薬=オピオイド(+抗コリン薬なども有名)」
オピオイドは腸管運動を抑制し、便秘を起こしやすい代表です。
ノロウイルスや乳糖不耐は下痢方向、胃切除後はダンピングなどで下痢になることもあります。
問45 チアノーゼの原因になりにくいのはどれか。
深掘り問45 解説(チアノーゼ=“還元Hbが一定量以上”が条件)
- チアノーゼ:血中の還元ヘモグロビンが増えると目立つ(“飽和度”だけでなく“量”の話)。
- 貧血:Hb総量が少ない → 還元Hbも“量として”増えにくく、低酸素でもチアノーゼが出にくいことがある。
- 左心不全:肺うっ血→ガス交換低下で低酸素血症→チアノーゼになり得る。
- ファロー四徴症:右左シャントで低酸素血症→チアノーゼの代表。
- COPD:換気障害で低酸素血症→チアノーゼが出ることがある。
暗記核:「チアノーゼは“還元Hbの量”」「貧血はHbが少なくて出にくい」
チアノーゼは還元ヘモグロビンの増加で目立ちますが、貧血ではヘモグロビン自体が少ないため
チアノーゼが出にくいことがあります。左心不全・先天性心疾患・COPDは低酸素血症により起こり得ます。
問46 声音振盪(触覚的フレミタス)が増強しやすいのはどれか。
深掘り問46 解説(フレミタスは“固いと伝わる、空気/液体で遮られる”)
- 声音振盪(触覚的フレミタス):患者の発声による振動が胸壁にどれだけ伝わるか。
- 増強しやすい:肺炎で肺が実質化(コンソリデーション)すると、振動が伝わりやすい。
- 減弱しやすい:
- 気胸:胸膜腔に空気 → 伝導が遮られる
- 胸水:液体が介在 → 伝わりにくい
- 肺気腫:過膨張で“空気が多い”→ 伝わりにくい
暗記核:「フレミタス↑=肺炎(実質化)」「フレミタス↓=気胸/胸水/肺気腫」
肺炎などで肺が「実質化」すると、声の振動が伝わりやすくなり増強します。
気胸・胸水・肺気腫は空気/液体で伝わりにくくなり、減弱しやすいです。
問47 障害されると僧帽筋の筋力低下がみられる脳神経はどれか。
深掘り問47 解説(副神経=僧帽筋+胸鎖乳突筋:診察所見で覚える)
- 副神経(XI):僧帽筋+胸鎖乳突筋を支配。
- 僧帽筋低下:肩をすくめにくい、肩が下がる、肩甲骨の安定性低下など。
- 胸鎖乳突筋低下:頭部回旋が弱い(例:右胸鎖乳突筋は顔を左へ向ける動きに関与)。
- 混同しやすい:顔面神経は表情筋、迷走神経は喉頭・内臓、三叉神経は咀嚼筋+顔面感覚。
暗記核:「XI=SCM+僧帽筋」「肩すくめ=副神経」
僧帽筋(および胸鎖乳突筋)は副神経(第XI脳神経)の支配です。肩をすくめにくい、肩が下がるなどがみられます。
問48 ターミナルケア(終末期ケア)として最も適切なのはどれか。
深掘り問48 解説(ターミナル=“治す”より“支える”:ACPと全人的苦痛)
- ターミナルケアの目的:根治ではなく、苦痛の緩和とQOLの維持を重視(身体・心理・社会・スピリチュアルの“全人的苦痛”の考え方)。
- 意思決定:本人の意思を尊重し、可能ならACP(人生会議)などで意向を共有して支援する。
- 「延命を常に優先」は×。状況と本人の価値観で目標は変わる。
- 「医師と家族だけで決める」も×。本人参加が原則(難しい場合も、本人の推定意思を尊重する枠組み)。
暗記核:「終末期=症状緩和+QOL」「本人の意思=ACP」
ターミナルケアは、苦痛緩和と生活の質(QOL)を重視し、本人の意思を尊重して支援します。
可能な範囲で本人の意向(ACPなど)を踏まえることが重要です。







