同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。
問24 血漿の性質として正しいのはどれか。
深掘り問24 解説(血漿:色・合成臓器・主要タンパクの役割)
- 血漿の色:淡黄色。血液が赤いのは主に赤血球(Hb)の色。
- 血漿タンパクの合成:多くは肝臓(例:アルブミン、フィブリノゲンなど)。免疫グロブリンは主にB細胞/形質細胞系。
- アルブミン:血漿タンパクで最も多く、膠質浸透圧(オンコティック圧)の維持が重要役割 → 浮腫の理解につながる。
- フィブリノゲン:凝固系(フィブリンの材料)。栄養指標の代表は一般にアルブミン側で覚える。
覚え方:「血漿は黄」「肝で作る」「Alb=膠質浸透圧」「Fib=凝固」
血漿は淡黄色で、赤色は主に赤血球によります。血漿タンパクの多くは肝臓で合成され、アルブミンは膠質浸透圧の維持に重要です。
フィブリノゲンは主に凝固に関係します。
問25 肺循環について正しいのはどれか。
深掘り問25 解説(“動脈=酸素化”ではない:肺動脈の例外)
- 肺動脈:右心室→肺へ。運ぶのは静脈血(低酸素血)。
- 肺静脈:肺→左心房へ。運ぶのは動脈血(高酸素血)。
- 動脈/静脈の定義:酸素の多寡ではなく、心臓から出る(動脈)/心臓へ戻る(静脈)で決まる。
- 肺循環の圧:体循環(大動脈)より低圧が特徴(肺胞を守るため)。
- 門脈:消化管→肝臓の特殊な静脈系で、肺循環とは別。
覚え方:「肺だけ逆:肺動脈=低O₂、肺静脈=高O₂」
肺動脈は右心室から肺へ向かい、静脈血を運びます。肺静脈は左心房へ戻り、肺循環の圧は体循環より低いのが特徴です。
問26 動脈血の酸素飽和度(SaO₂)の正常域として最も近いのはどれか。
深掘り問26 解説(SaO₂とSpO₂/酸素解離曲線の読み方)
- SaO₂:動脈血のHb酸素飽和度。健常なら概ね95〜99%。
- 臨床でよく見るのはSpO₂(パルスオキシメータ)だが、目標値のイメージはSaO₂と近い。
- 酸素解離曲線:上の方(飽和域)は“平坦”で、PaO₂が多少下がってもSaO₂が保たれやすい。
- 一方、飽和が90%前後を切ると曲線が急になり、酸素化が悪化しやすい(基礎理解として)。
暗記核:「正常SaO₂=だいたい97%(95〜99)」
健常な動脈血酸素飽和度はおおむね 95〜99%程度で、最も近いのは約97%です。
問27 大腸のはたらきとして正しいのはどれか。
深掘り問27 解説(大腸=水分回収+細菌叢+便形成)
- 大腸の役割:水分・電解質の回収、便の形成・貯留、腸内細菌叢との関わり。
- 腸内細菌:大腸に多く常在(発酵、短鎖脂肪酸、ビタミンKなどと関連づけて学ぶことがある)。
- 水分吸収の中心:基本は小腸。大腸は“残りの回収”のイメージ。
- 大蠕動(大ぜん動):頻回ではなく、一般に1日数回程度のイベント(食後などに起こりやすい)。
- 消化酵素分泌:大腸はほぼ分泌しない。消化酵素は胃・膵・小腸が主。
覚え方:「小腸=消化吸収」「大腸=水分回収+便+細菌」
大腸には多くの腸内細菌が常在します。水分吸収の中心は小腸で、大蠕動は1日に数回程度です。
消化酵素の分泌は主に胃・膵・小腸で行われます。
問28 ホメオスタシス(恒常性)に関連する数値で正しいのはどれか。
深掘り問28 解説(“数字の恒常性”をまとめて暗記)
- 血液pH:7.35〜7.45(およそ7.4)。最重要の頻出。
- 1日尿量:一般に約1〜2Lが目安(400mLは乏尿の目安に近く、正常とは言いにくい)。
- 細胞外液の等張:だいたい0.9%食塩水と同程度(3%は高張)。
- 体液の割合:体重の約60%が体液。
- 細胞内液(ICF):体液の約2/3
- 細胞外液(ECF):体液の約1/3
暗記核:「pH7.4」「等張0.9%」「体液60%」「ICF:ECF=2:1」
血液pHは通常7.35〜7.45(約7.4)に保たれます。尿量は一般に1日約1〜2Lが目安です。
細胞外液は0.9%食塩水程度に相当し、細胞内液は体液の大部分(約2/3)を占めます。
問29 インスリンの作用として正しいのはどれか。
深掘り問29 解説(インスリン=“取り込み+貯蔵”のホルモン)
- 分泌部位:膵臓のβ細胞(肝臓ではない)。
- 分泌刺激:血糖上昇で分泌増加(抑制ではない)。
- 主要作用:
- 筋・脂肪でグルコース取り込み↑(GLUT4の移行で説明されることが多い)
- グリコーゲン合成↑(=貯蔵)
- 糖新生↓、脂肪分解↓ など“血糖を下げる方向”
- グリコーゲン分解を促進するのは、むしろグルカゴンやアドレナリンの文脈。
覚え方:「インスリン=入れる(取り込み)+ためる(合成)」
インスリンは膵β細胞から分泌され、血糖上昇時に分泌が増えます。筋や脂肪組織などでグルコース取り込みを促進し、
グリコーゲン合成を進めて血糖を下げる方向に働きます。
問30 一般に寿命が最も長い細胞はどれか。
深掘り問30 解説(細胞寿命:更新が速い/遅いで覚える)
- 神経細胞:分裂・更新が乏しく、一般に長寿命(“一生もの”の代表で出やすい)。
- 赤血球:寿命は約120日。
- 血小板:寿命は約7〜10日前後。
- 上皮細胞:部位により差はあるが、比較的短い周期で更新(皮膚や消化管など)。
覚え方:「神経=長い」「赤=120」「血小板=1週間」「上皮=回転が速い」
神経細胞は分裂・更新が少なく、長期間生存する細胞として扱われます。
赤血球は約120日、血小板は約1週間前後、上皮細胞は比較的短い周期で入れ替わります。
問31 大脳皮質の機能局在で正しいのはどれか。
深掘り問31 解説(中心前回=運動、中心後回=感覚の鉄板)
- 一次運動野:中心前回(前頭葉)
- 一次体性感覚野:中心後回(頭頂葉)
- 一次聴覚野:側頭葉(上側頭回付近)
- 一次視覚野:後頭葉(鳥距溝周辺)
覚え方:「前=運動」「後=感覚」+「聴=側頭」「視=後頭」。
一次体性感覚野は中心後回(頭頂葉)にあります。一次運動野は中心前回(前頭葉)、
一次聴覚野は側頭葉、一次視覚野は後頭葉です。
問32 アキレス腱反射(伸張反射)の反射弓で正しいのはどれか。
深掘り問32 解説(伸張反射:筋紡錘・Ia・αMN・錘外筋)
アキレス腱反射は「筋を急に伸ばす→反射的に収縮」の代表例。反射弓を部品で覚えます。
- 受容器:筋紡錘(筋の伸張を検出)※腱器官は“張力”で、別の反射(逆伸張反射)側。
- 求心路:Ⅰa群線維(筋紡錘一次終末)
- 中枢:脊髄で単シナプス(主動筋)+拮抗筋は抑制介在ニューロンで抑制(相反抑制)
- 遠心路:α運動ニューロン(γは錘内筋の感度調節で“主収縮”の出力ではない)
- 効果器:錘外筋(腓腹筋・ヒラメ筋など)
暗記核:「伸張反射=筋紡錘 → Ia → α → 錘外筋」
アキレス腱反射は筋紡錘を受容器とする伸張反射で、求心路はⅠa群線維です。
遠心路はα運動ニューロンで、効果器は錘外筋(腓腹筋・ヒラメ筋など)です。







