臨床医学各論
我が国における後天性失明の原因で最も多いのはどれか。
1.加齢黄斑変性症
2.白内障
3.網膜剥離
4.緑内障
回答→4
【解説】
日本における後天性失明の原因の第1位は緑内障、第2位は糖尿病性網膜症、次いで網膜色素変性症、加齢性黄斑変性症となる。
(教科書では糖尿病性網膜症が1位である。)
1.加齢黄斑変性症
加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる疾患。
2.白内障
水晶体が白く濁ってくる疾患。原因で多いのは加齢に伴う老人性白内障で、80歳以上のほぼ100%に認められる。
3.網膜剥離
眼球の内側にある網膜(感覚網膜層と網膜色素上皮層)が加齢や近視が原因で剝離した状態である。
4.◯緑内障
視神経が障害を受け、視野に異常が起こる疾患。最多の病型は原発性開放隅角緑内障である。
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