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おしらせ
今日のブログ
先日、妻と息子と三人で歩いていた時のこと。
数メートル先を歩く人がタバコを吸っていて、その煙がこちらに流れてくるではないか。
あ〜やだやだ。
匂いには非常に敏感な私。

私はとっさに、少し大きめの声で「タバコの煙くさいなー」とつぶやいた。それを敢えて相手に聞こえるように、という意図があったのは否定できない。
すると、隣にいた妻が怒った。
「こそこそ言うのは卑怯だ」と。
正直なところ、私は驚いた。
歩きタバコはマナー違反だ。
現に不快な思いをしているのだから、その不満を表明するのは当然だろう、と。
むしろ、これで相手がマナー違反に気づいてくれれば、良いことではないかとさえ思っていた。
妻は一体、誰に対して気を遣っているんだ?気を使うところが間違ってないか?と、心の中で反発もした。
しかし、妻の言葉は私の心に深く刺さったのだった。
「卑怯」だと感じた妻の視点
妻の言葉の真意を改めて考えてみる。
妻が「卑怯」だと感じたのは、きっと、直接的なコミュニケーションを避け、間接的な方法で相手に不快感を与えようとした私の姿勢に対してだったのだろう。
彼女は、もしかしたら以下のようなことを考えていたのかもしれません。
妻に対する「一体、誰に気を遣っているんだ?」という私の疑問。
それは「周囲の人々との穏便な関係性」や「夫婦としての対外的な印象」に対して気を使っている、という解釈ができるのだと気がついた。
妻は、ただその場を収めるだけでなく、もっと広い視点で、周囲との調和を考えてくれていたのだろう。
正義を振りかざすことの危うさ
今回の件で一番反省したのは、私の行動が「単なる正義を振りかざした嫌がらせに過ぎなかったのではないか」という点だ。
実は、この時は息子も一緒だった。
まだ幼い息子に受動喫煙させてしまうことへの怒りや、親として守らなければという気持ちが、私をより過敏にさせ、普段よりも強く反応してしまった部分があったと思う。
私は以前から、目の前を歩く人がタバコを吸っていたら、あからさまに嫌な態度を出したり、聞こえるように「くさいな」などと言うことがある。
今回も、その「聞こえるように」というささやきの中に、相手に気づかせたい、あわよくば不快にさせたいという、ねじ曲がった感情があったことを認めざるを得ない。
正直、自分でもこの性格は嫌な奴だなと思っている。
以前のブログにも書いたが、私の目の前でタバコのポイ捨てをされようものならば、いつかそのまだ消えていない吸い殻をコッソリとカバンの中に後ろから掘り投げてやろうとさ思っている。
それで鞄が炎上すれば良い。

うん。実にサイコパスで陰湿だ。
話を戻そうか。
妻の意見には、正直なところ、素直になれない自分もいた。
言われた時は少し腹が立ったのだ。
自分の行動を頭ごなしに否定されたように感じ、反発心が湧いたのかもしれない。
しかし、その腹立たしさを感じながらも、妻の言葉が持つ本質的な正しさから目を背けることはできなかった。(そういう一面もある自分は好きである)
「正しいこと」をしているからといって、相手を攻撃して良いわけではない。
この当たり前のことに、改めて気づかされた。
ネット上で見かける、匿名性を盾に誹謗中傷を繰り返す人たちと、私の行動は形こそ違えど、本質的には同じだったのかもしれない。
自分の中にある「正しさ」を盲信し、それを盾に他者を不快にさせる行為は、決して平和的とは言えないのだ。
今回の私の行動は、相手にマナーを改めてほしいという純粋な気持ちから出たものではなく、不快感を表明したい、あるいはもしかしたら、少しばかりの優越感に浸りたいという、歪んだ感情が混じっていたのかもしれない、とさえ感じている。
妻から学んだ「大人としての振る舞い」
13歳年下の妻は、今回の件で私に大切なことを教えてくれた。
それは、「自分の正しさを主張する前に、相手への配慮や、より良い関係性を築くための方法を考える」ということ。
感情に任せて行動するのではなく、どうすればより建設的で、より穏便な解決に繋がるのか。
あるいは、自分自身が不快な思いをしたとしても、それを冷静に受け止め、無用な衝突を避けるという選択肢もあるはず。
今回の出来事は、私にとって、社会の中で大人としてどう振る舞うべきか、深く考えさせられる貴重な経験となっったのであった。
1日1問(挑戦してね)
問題 食少難消、脘腹痞悶、大便溏薄、苔膩微黄、脈虚弱。 選ぶべき方剤はどれか。
1.保和丸
2.四君子湯
3.枳朮丸
4.健脾丸
回答→4
【解説】
1.保和丸
幅広い食滞に用いられるが、主に食積を解消することに重点があり、脾胃の虚弱を補う作用は比較的弱い。「脈虚弱」や「大便溏薄」といった脾虚の症状への対応は限定的である。
2.四君子湯
脾胃の気虚を補う代表的な方剤である。「脈虚弱」や脾虚による「食少」には適するが、直接的な食滞の解消作用や、軟便を止める作用は強くない。
3.枳朮丸
脾虚による食滞に用いられる。脾を健やかにしながら消化を助けるため、「食少難消」「脘腹痞悶」「脈虚弱」には適しますが、「大便溏薄」という下痢・軟便の症状に対しては、より止瀉作用が明確な方剤が望ましい。
4.健脾丸
脾胃の虚弱を補い、消化を助け、さらに下痢を止める作用も持つ。今回の症状である「食少難消」「脘腹痞悶」「大便溏薄」「脈虚弱」といった、脾虚による消化不良と下痢・軟便が主体の病態に最も合致する。
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