同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。
問91 些細なことにも強い恐れを感じやすい人で、五官に出やすい変化はどれか。
深掘り問91 解説(五志×五臓×五官のセット)
- 恐(恐れ)は五志で腎に配当。
- 腎は「耳に開竅」(腎の状態が耳・聴覚に現れやすい)と整理します。
- よって「恐れが強い/腎に負担が出やすい」→ 耳の症状が選びやすい。
暗記核:「恐=腎」「腎→耳」
恐(恐れ)は腎に関わり、腎は「耳に開竅する」とされます。恐れが強い体質・状態では耳の症状が出やすいと考えます。
問92 「血」のはたらきとして適切なのはどれか。
深掘り問92 解説(血=「滋養」と「神の安定」)
- 血の主要な働きは「滋養(全身を養う)」と「心神を安定させる」。
- 東洋医学では血は基本的に脈中を巡る(=「脈の外を巡る」は誤りにしやすい)。
- 寒熱の調節は「気(衛気など)」の説明として出やすい。
暗記核:「血=滋養+安神」「血は脈中」
血は全身を滋養し、心神(精神活動)の安定にも関わるとされます。血は「脈中」をめぐるのが基本です。
問93 津液について正しいのはどれか。
深掘り問93 解説(津液=体液、通路は三焦)
- 津液=飲食物由来の水分が変化した体液全般(汗・唾液・尿なども含めて捉える学び方)。
- 三焦は「水道(すいどう)」として、津液の通路・分布に関わると整理。
- 脾は運化に関わるが、「脾だけで全身へ配る」と限定すると誤りになりやすい。
暗記核:「津液の通り道=三焦」
津液は飲食物由来の水分が変化した体液で、三焦の通路を通じて全身へ運ばれると整理します。
問94 飲食物を「精微」と「糟粕」に分ける変化(はたらき)を表すのはどれか。
深掘り問94 解説(“運化”のキーワード:精微と糟粕)
- 精微=栄養として利用される“エッセンス”。
- 糟粕=不要物(便など)側。
- この「分けて変化させる」働きを化物として表現します(脾胃の運化の文脈で出題されやすい)。
暗記核:「精微と糟粕に分ける=化物」
「化物」は水穀を精微と糟粕へと“変化させる”働きを指します(主に脾胃の運化に関係づけて学びます)。
問95 全身の「気」を主る(主宰する)とされる臓腑はどれか。
深掘り問95 解説(肺:主気/司呼吸)
- 肺は「主気」(全身の気を主る)+呼吸を司る。
- よって、気の生成・運行の中心として肺が選ばれやすい。
暗記核:「肺=主気」
肺は「主気(気を主る)」とされ、呼吸と関わって気の働きを調える中心として扱われます。
問96 臓腑へ“直接には”連絡しない(臓腑連絡が主目的ではない)のはどれか。
深掘り問96 解説(経筋=筋・腱のライン、臓腑連絡は主目的じゃない)
- 経脈:臓腑と体表をつなぐ基本ルート。
- 絡脈:経脈を補助し、表裏や局所を連絡。
- 経別:経脈から分かれ、臓腑との連絡を強める学び方が多い。
- 経筋:筋・腱など運動器系(体表の走行)中心で、臓腑連絡が主目的ではない。
暗記核:「臓腑と直結しない系=経筋」
経筋は筋・腱など体表の運動器系との関係が中心で、臓腑連絡を主目的とする体系ではありません。
問97 夏に影響が強い外邪(暑邪)に特徴的なのはどれか。
深掘り問97 解説(暑邪=“昇散”+“気津を消耗”)
- 暑邪は夏の外邪で、特徴は昇散性(上へ散り、発汗させやすい)。
- 結果として汗が多い・口渇などが出やすく、気と津液を消耗しやすい点も重要。
- 乾燥性は「燥邪」のイメージ。
暗記核:「暑=昇散」「暑は気津を傷る」
暑邪は「昇散」しやすく、発汗・口渇などにつながりやすい外邪として学びます(気と津液を消耗しやすい点も重要です)。
問98 七情で「気を消耗する」感情が過度になったとき、みられやすいのはどれか。
深掘り問98 解説(気虚→肺気虚っぽい症状が出やすい整理)
- 七情が過度になると気機を乱し、なかでも「気を消耗」方向だと気虚に寄ります。
- 気虚は肺気虚(息切れ、声が小さい、咳が出やすい等)の文脈で出題されやすく、選択肢では咳が拾いやすい。
暗記核:「気が消耗→肺気虚っぽい(息切れ/咳)」
「気を消耗」すると肺気が弱りやすく、息切れ・声が小さい・咳などの形で表れやすいと整理します。
問99 裏実熱と裏虚熱が同時にみられる病証として適切なのはどれか。
深掘り問99 解説(心腎不交=腎陰虚の虚熱+心火の実熱が同居)
- 心腎不交は、ベースに腎陰虚(=虚熱)があり、心火が相対的に亢進して実熱様の所見が出やすい代表。
- 「裏で熱がある」+「虚と実が混じる」タイプとして覚えると選びやすいです。
暗記核:「心腎不交=虚熱(腎陰虚)+実熱(心火)」
心腎不交は腎陰虚(虚熱)を背景に、心火が亢進(実熱)したような所見が同時にみられる代表です。
問100 【症例】75歳男性。夜間頻尿と咳で不眠が続く。口渇、乾いた咳、腰膝酸軟、盗汗。舌は痩せ、脈は細。
最も適切な臓腑病証はどれか。
深掘り問100 解説(乾咳+口渇=肺陰虚/腰膝酸軟+盗汗+細脈=腎陰虚)
- 肺陰虚サイン:口渇、乾いた咳(痰が少ない/粘い)、咽の乾き。
- 腎陰虚サイン:腰膝酸軟、盗汗、舌が痩せる、脈が細、(高齢で背景に陰虚が乗りやすい)。
- 夜間頻尿も腎の弱り(腎虚)側で拾いやすい。
- この組み合わせから肺腎陰虚が最も合致。
暗記核:「乾咳・口渇=肺陰虚」「腰膝酸軟・盗汗・細脈=腎陰虚」
乾咳・口渇は肺陰虚、夜間頻尿・腰膝酸軟・盗汗・細脈は腎陰虚を示唆し、肺腎陰虚が合致します。
問101 「胸苦しさ、胸の熱感、手のひらのほてり、息切れ」が示す経脈病証はどれか。
深掘り問101 解説(手の少陰=心経:胸部+手掌の熱)
- 手の少陰経=心経。
- 心は胸部症状(胸苦しさ・胸の熱感)と関連づけやすい。
- 加えて手のひらのほてりは“手掌”を使う経脈病証の定番の出方で、心経(手の少陰)の病証として整理されやすい。
暗記核:「手の少陰=心」「胸+手掌」
手掌のほてりや胸部症状は、手の少陰(心)経の病証として典型的に学びます。
問102 「舌質(舌体)の色」として扱うのはどれか。
深掘り問102 解説(舌質=淡白/紅/絳/紫、舌苔=白/黄/黒など)
- 舌質(舌体)の色:淡白・淡紅・紅・絳・紫 など。
- 舌苔の色:白苔・黄苔・黒苔 などが出やすい。
- よって「舌質の色」で選ぶなら紫が適切。
暗記核:「舌質:紫まで」「舌苔:白黄黒」
舌質の色は淡白・紅・絳・紫などで評価します。黄や黒は舌苔の色として扱うことが多いです。
問103 弁証を進めるとき、最初に判定する枠組みとして一般的なのはどれか。
深掘り問103 解説(八綱:まず表裏=“病位”の判定)
- 八綱弁証は「表裏・寒熱・虚実・陰陽」の枠。
- 一般に最初は表裏を見て病位(どこで起きているか)を捉える流れで学びます。
- その後に寒熱・虚実…と積み上げていくと整理しやすい。
暗記核:「最初=表裏」
八綱弁証では、まず表裏を見て病位(どこで起きているか)を捉え、その後に寒熱・虚実などを判定していく流れが基本です。
問104 「悪寒と発熱が交互」「目眩」「弦脈」が示す六経病証はどれか。
深掘り問104 解説(少陽=往来寒熱+弦脈の鉄板)
- 往来寒熱(悪寒と発熱が交互)は少陽病の代表。
- 弦脈も少陽(肝胆系の気機の張り)とセットで覚えると強い。
- 目眩も少陽の随伴として出題されやすいワード。
暗記核:「往来寒熱+弦脈=少陽」
往来寒熱(悪寒と発熱を交互に繰り返す)と弦脈は少陽病の代表的所見として扱います。
問105 六部定位脈診で「右関上の沈」が虚。難経六十九難に基づく治療穴として適切なのはどれか。
深掘り問105 解説(六十九難:虚すれば母を補う/“母子関係”で取穴)
- 難経 六十九難:基本ルールは「虚すればその母を補い、実すればその子を瀉す」。
- 六部定位で右関は一般に脾胃側として扱う学び方が多い(教科書・流派で表現差はあります)。
- 脾は五行で土、土の母は火(母子関係)。
- よって“火に関係する穴”を補う、という整理で選択肢では少衝が該当として出されています。
暗記核:「69難:虚→母を補う/実→子を瀉す」
難経六十九難は「虚すればその母を補う」という考え方を用います。右関上沈の虚(脾)では、母(火)に関係する取穴として少衝が選ばれます。
問106 鍼施術で「補法(補う操作)」として適切なのはどれか。
深掘り問106 解説(補=“気を漏らさない”/瀉=“散らす”)
- 補法は「不足を補う」操作で、代表的な整理の1つが抜鍼後に鍼孔を閉じる(按圧)。
- 逆に速刺速抜や強い動かし方は、気を散らす方向=瀉法側として問われやすい。
- 呼吸と刺抜の合わせ方は流派・教科書で表現差が出やすいので、この問題では“最も典型”な④が安全。
暗記核:「補=抜鍼後に孔を閉じる」「瀉=速刺速抜のイメージ」
抜鍼後に鍼孔を閉じる(按圧する)のは、気が漏れないように“補う”操作として整理されます。速刺速抜は瀉法側として扱われやすいです。







