このページの問題は、過去問をベースにしていますが、本番の試験問題文をそのまま転載したものではありません。
同じ問題を何度も解くと、内容を覚えてしまい「知識ではなく暗記」で正答できてしまうことがあります。
そこで、学習効果を上げるために、意味が変わらない範囲で文章表現を一部調整しています。
(※正答の考え方・論点は過去問の範囲に沿っています)
Q26
高齢者にみられる疾病・病態について適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 薬疹は、薬剤服用後1~2か月で出ることが多い。
- 高齢者の肺炎は、再発・再燃を繰り返して難治化することがある。
- 白内障は、水晶体の混濁により視力低下をきたす。
- 脱水があっても、めまいやふらつきは生じない。
- ナトリウムが欠乏していても、嘔気や頭痛などの自覚症状がないこともある。
正解:
肺炎の難治化/白内障=水晶体混濁/低Naは無症状も。
深掘り解説
・(2) 高齢者は誤嚥や基礎疾患・ADL低下などで肺炎が再燃しやすく、難治化することがある。
・(3) 白内障=水晶体が混濁し、視力低下・かすみを生じる。
・(5) 低ナトリウム血症は軽症だと自覚症状が乏しいこともある(進むと頭痛・嘔気・意識障害など)。
誤り
・(1) 薬疹は服用後「数日〜数週間」で出ることが多く、「1〜2か月が多い」とは言いにくい。
・(4) 脱水では起立性低血圧などで、めまい・ふらつきが出ることがある。
Q27
バイタルサインについて正しいものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- バイタルサインとは、体温、脈拍、血圧、意識レベル及び呼吸である。
- 感染症に罹患しても、発熱がみられないことがある。
- 1分当たりの心拍数60以上を頻脈という。
- 血圧は、160/100mmHg未満を目指すことが推奨されている。
- 口すぼめ呼吸は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)によくみられる。
正解:
バイタル=体温/脈/呼吸/血圧/意識/高齢者は発熱しない感染も/口すぼめ=COPD。
深掘り解説
・(1) 一般に「体温・脈拍・呼吸・血圧・意識」をセットで扱う。
・(2) 高齢者は免疫反応が弱く、感染でも発熱が目立たないことがある。
・(5) COPDでは呼気を長くして気道内圧を保つため、口すぼめ呼吸がみられやすい。
誤り
・(3) 頻脈は一般に「100/分超」が目安。60/分以上は正常域に入る。
・(4) 目標血圧は病態・年齢・合併症で変わるが、「160/100未満」を一般目標として断定するのは不適切。
Q28
次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
※複数選択OK
- 血清クレアチニン値は、高齢者の長期にわたる栄養状態をみる指標として用いる。
- 血清アルブミン値は、腎機能が悪化すると高値になる。
- 上腕や下腿の周囲長は、寝たきりなどで体重測定が難しい場合の低栄養の判定に使われる。
- 胸部X線検査は、心不全の診断にも有用である。
- 解熱せずに持続する発熱を、間欠熱という。
正解:
周囲長=低栄養評価の代替/胸部X線=うっ血・心拡大など。
深掘り解説
・(3) 体重が測れないときに、上腕周囲長・下腿周囲長(筋量の目安)などで低栄養を推定する。
・(4) 心不全では心拡大、肺うっ血、胸水などが胸部X線で示唆され、診断・評価に役立つ。
誤り
・(1) クレアチニンは主に腎機能指標。栄養評価はアルブミン等が代表。
・(2) 腎機能悪化でアルブミンが「高値」とは言えない(低値となる場面も多い)。
・(5) 解熱せず持続するのは「稽留熱」など。間欠熱は“発熱と平熱を繰り返す”。
Q29
排泄について適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 排泄のアセスメントでは、排泄場所がトイレの場合には、居室、廊下、トイレの温度や明るさを確認する。
- 排泄のアセスメントでは、排便については、1週間の回数のみを確認すればよい。
- 強い尿意とともに尿が漏れることを、腹圧性尿失禁という。
- 排泄の介助に伴い、家族は腰痛や睡眠不足などの身体的影響を受けることがある。
- 食事内容の確認は、排泄のコントロールに必要である。
正解:
環境(寒さ/暗さ/導線)/家族負担/食事と便・尿はセット。
深掘り解説
・(1) トイレ動線の温度差・照明・段差は失禁や転倒の要因になり得る。
・(4) 介助は腰痛、夜間対応による睡眠不足などの身体負担につながる。
・(5) 水分・食物繊維・塩分・刺激物などは便通や排尿に影響し、コントロールに重要。
誤り
・(2) 回数だけでなく、便性状、排便困難、下剤、失禁、腹部症状など総合評価が必要。
・(3) 強い尿意で漏れるのは「切迫性尿失禁」。腹圧性は咳・くしゃみ等で漏れる。
Q30
次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 予定より早く目覚め、その後眠れなくなってしまうことを熟眠障害という。
- 唾液には、口腔内の自浄作用がある。
- 誤嚥性肺炎の発症を防ぐには、口腔内の環境を整えることが重要である。
- 本人から訴えがなくとも、義歯が合わないなど口腔に何らかの問題がある場合には、歯科受診を検討する。
- ヒートショックとは、暑熱環境における身体適応の障害によって起こる病態である。
正解:
唾液=自浄/誤嚥性肺炎=口腔ケア超重要/義歯違和感は受診へ。
深掘り解説
・(2) 唾液は自浄作用・抗菌作用などで口腔環境を保つ。
・(3) 口腔内細菌が誤嚥で下気道へ入ると肺炎リスクが上がるため、口腔ケアが重要。
・(4) 高齢者は訴えが乏しいこともあるため、観察で問題があれば歯科受診を検討する。
誤り
・(1) 早く目覚めて眠れないのは「早朝覚醒」。熟眠障害は“眠った感じがしない”。
・(5) ヒートショックは主に急激な温度変化(寒暖差)による血圧変動など。暑熱障害は熱中症の説明。
Q31
認知症のケアや支援について適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 認知症施策推進大綱では、医療従事者等の認知症対応力向上の促進を図ることとしている。
- 認知症疾患医療センターは、地域の介護関係者等への研修は行わない。
- 認知症ケアパスとは、認知症の人の状態に応じた適切な医療や介護サービスの提供の流れを示すものである。
- 認知症初期集中支援チームは、警察と介護事業者や地域の関係団体が協力して認知症の人を捜索する仕組みである。
- 認知症地域支援推進員は、認知症の人やその家族を支援する相談支援や支援体制を構築するための取組を行う。
正解:
大綱=対応力UP/ケアパス=支援の道筋/推進員=相談と体制づくり。
深掘り解説
・(1) 認知症に対応できる医療・介護人材の育成・対応力向上は大綱の重要柱。
・(3) ケアパス=状態(段階)に応じて、医療・介護・地域支援へつなぐ“流れ”を可視化したもの。
・(5) 地域支援推進員は、相談支援・関係機関連携・地域づくり等で支援体制を整える。
誤り
・(2) 認知症疾患医療センターは研修・連携・相談なども役割に含まれるため、「行わない」は誤り。
・(4) 初期集中支援チームは、早期対応のために訪問・アセスメント・受診支援などを行う仕組みで、捜索制度そのものではない。
Q32
高齢者の精神疾患について適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 精神症状は定型的でなく、訴えが多彩かつ曖昧なのが特徴である。
- 老年期の抑うつの背景要因としては、社会的役割の喪失などがある。
- 老年期うつ病は、1年後に半数以上が認知症に移行する。
- アルコール依存症の患者数に占める高齢者の割合は、近年急速に減少している。
- 老年期のアルコール依存症には、若年発症型と老年発症型がある。
正解:
高齢者は訴えが非定型/抑うつ=役割喪失/アル依存=若年発症型と老年発症型。
深掘り解説
・(1) 身体症状の訴えが前面に出たり、主訴が曖昧・多彩になりやすい。
・(2) 退職、配偶者との死別、孤立など「役割喪失」は抑うつの背景要因になり得る。
・(5) アルコール依存は発症時期で若年発症型・老年発症型に分けて理解する。
誤り
・(3) うつと認知症は鑑別が重要だが、「1年で半数以上が移行」と断定するのは不適切。
・(4) 高齢者割合が“急速に減少”とまでは言えず、断定は誤り。
Q33
診察や治療について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
※複数選択OK
- 医学的診断のプロセスでは、主訴の前に、家族歴や既往歴の聴取を行う。
- 診察や検査は、患者の身体的負担が小さいものから行うことが原則である。
- 治療は、診断に基づいて行うことが重要である。
- 最も治療効果の高い治療法を常に選択する。
- 介護支援専門員は、医学的な立場から治療法について助言すべきである。
正解:
検査は低侵襲から/治療は診断ベース(高齢者は負担と利益のバランス)。
深掘り解説
・(2) 原則は低侵襲・負担の小さいものから(必要性が高ければ例外もあるが、基本の考え方)。
・(3) 診断(病態把握)に基づき、目的・副作用・生活への影響を踏まえて治療を選ぶ。
誤り
・(1) 通常は主訴→現病歴→既往歴/家族歴…の順に整理する。
・(4) 効果だけでなくQOL・副作用・本人意思などを総合して決める。
・(5) ケアマネは医学的助言の立場ではなく、情報整理と連携・意思決定支援が役割。
Q34
高齢者にみられる疾病・病態について適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 誤嚥性肺炎の予防には、嚥下機能のみを維持すればよい。
- 大腿骨頸部骨折は、寝たきりの原因となりやすい。
- 薬の副作用によるふらつきにより、転倒を起こすことがある。
- 排泄物による皮膚の湿潤が加わることで、褥瘡が生じやすくなる。
- 褥瘡ができた直後から約1~2か月の時期を急性期と呼ぶ。
正解:
寝たきり原因=大腿骨頸部骨折/薬剤性ふらつき/湿潤+圧で褥瘡。
深掘り解説
・(2) 高齢者の大腿骨頸部骨折は活動性低下→寝たきりにつながりやすい代表。
・(3) 抗不安薬・睡眠薬などでふらつき→転倒リスクが上がることがある。
・(4) 失禁などで皮膚が湿潤し脆弱化すると、圧・ずれと合わさって褥瘡ができやすい。
誤り
・(1) 嚥下だけでなく、口腔ケア、姿勢、栄養、全身状態など多面的に予防する。
・(5) 「急性期=1〜2か月」とは言いにくい(時期区分の断定が不適切)。
Q35
栄養に関するアセスメントについて正しいものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 高齢者は、若年者に比べてエネルギー摂取量が少ないことを当然の前提とする。
- 低栄養状態の徴候には、筋肉量の減少、血清たんぱく質の減少などがある。
- 低栄養状態は、フレイルや要介護状態の要因の一つである。
- 認知症高齢者については、異食、盗食などの摂食行動の有無を把握する。
- 高齢者の摂食・嚥下障害は、栄養過多を引き起こすおそれがある。
正解:
低栄養=筋量↓/蛋白↓/フレイル要因/認知症は摂食行動も見る。
深掘り解説
・(2) 筋肉量低下、たんぱく低下、体重減少などは低栄養のサイン。
・(3) 低栄養はフレイル・転倒・感染増加などにつながり、要介護化の要因にもなる。
・(4) 認知症では異食・盗食・食べ忘れ等が起こり得るため、行動の把握が重要。
誤り
・(1) 「当然少ない」と決めつけず、必要量・活動量・疾患を踏まえて評価する。
・(5) 摂食嚥下障害は一般に摂取不足・誤嚥・低栄養リスクが問題になりやすい。
Q36
感染予防について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- すべての人が感染症にかかっている可能性があると考え、感染予防に努める。
- 症状のある人だけマスクを着用して感染予防に努めればよい。
- 手洗いでは、指先、指の間、親指、手首を洗い忘れないようにすることが基本となる。
- マスクや手袋、エプロンやガウンはできるだけ節約し、使い回すように心がける。
- 高齢者は、一般的に感染症に対する抵抗力が低下していることを前提とする。
正解:
標準予防策=全員想定/手洗い部位/高齢者は易感染。
深掘り解説
・(1) 標準予防策(誰でも感染の可能性)で対応するのが基本。
・(3) 指先・指間・親指・手首は洗い残しポイント。
・(5) 高齢者は免疫低下・基礎疾患等で感染に弱い前提でケアする。
誤り
・(2) 無症状でも感染・拡大はあり得るため「症状ある人だけ」では不十分。
・(4) PPEは原則使い捨て(適切に交換)。使い回しは感染拡大リスク。
Q37
在宅医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 在宅中心静脈栄養法は、点滴栄養剤を中心静脈に直接入れる方法である。
- 在宅自己注射は、家族以外の訪問介護員も行うことができる。
- 経鼻胃管は、定期的に交換する必要はない。
- 悪性腫瘍疼痛管理では、身体的側面だけでなく、精神的側面からも考えることが重要である。
- 人工呼吸療法には、侵襲的、非侵襲的に行うものの2種類がある。
正解:
中心静脈栄養=CVへ/がん疼痛=全人的/呼吸療法=侵襲・非侵襲。
深掘り解説
・(1) 在宅中心静脈栄養(HPN)は中心静脈へ高カロリー輸液を投与する。
・(4) がん疼痛は身体だけでなく不安・抑うつなど精神面も含めて評価する。
・(5) 人工呼吸は気管挿管/気管切開の侵襲的と、NPPVなど非侵襲的がある。
誤り
・(2) 訪問介護員が注射など医行為を行うことは原則できない。
・(3) 経鼻胃管は感染や皮膚障害などの観点から定期交換が必要。
Q38
高齢者の病状・病態について適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 喘息や心不全による呼吸困難では、起座呼吸で症状が楽になることが多い。
- 心筋梗塞の症状には、必ず強い胸痛がみられる。
- 脚の骨折で多い部位は、骨幹部(骨の中央)である。
- 寝たきりの高齢者は、吐いたものが気管や肺に入り、誤嚥性肺炎を起こすことがある。
- 急激に浮腫が出現した場合には、心不全の増悪なども考えられる。
正解:
呼吸困難は起座で軽減しやすい/誤嚥リスク/急な浮腫=心不全など鑑別。
深掘り解説
・(1) 起座で呼吸が楽になる(特に心不全の起座呼吸は重要所見)。
・(4) 寝たきりでは嘔吐物を誤嚥しやすく、誤嚥性肺炎のリスクが高い。
・(5) 急な浮腫は心不全増悪、腎機能低下などを疑う。
誤り
・(2) 無痛性(胸痛が目立たない)心筋梗塞もあり、「必ず」は誤り。
・(3) 高齢者の骨折は部位・状況により多様で、「骨幹部が多い」と断定は不適切。
Q39
次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 眼の疾患により、ふらつきを生じることはない。
- 高齢者では、若年者と異なり、薬の副作用は出ない。
- 骨粗鬆症は、骨折後に診断されることもある。
- 脳卒中は、再発すると後遺症が重くなることがある。
- 糖尿病の薬物療法を受けている患者が食事をとらない場合には、低血糖になる可能性もある。
正解:
骨粗鬆症は骨折で発覚も/脳卒中は再発で重くも/食事抜き+糖尿病薬=低血糖。
深掘り解説
・(3) 圧迫骨折などを契機に骨粗鬆症が見つかることがある。
・(4) 脳卒中は再発で障害が重くなることがあるため再発予防が重要。
・(5) 食事が取れないのに血糖降下薬/インスリンを使用すると低血糖の危険。
誤り
・(1) 視力低下や視野障害で転倒・ふらつきのリスクは上がる。
・(2) 高齢者は代謝・腎機能低下などで副作用が出やすい。
Q40
高齢者の臨死期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- つじつまの合わないことを言う場合も、それを否定せずに対応する。
- 反応がないように見えても、いつもどおりの声かけをする。
- 息苦しさが楽になるように、常にベッドを平らにする。
- 口腔内の保湿や清潔を保つ。
- 急変時の対応は、そのときに考えればよい。
正解:
否定しない/声かけは継続/口腔ケアは最重要(苦痛軽減)。
深掘り解説
・(1) せん妄などがあっても、頭ごなしに否定せず安心感を優先する。
・(2) 反応が乏しくても聴覚は保たれることがあり、穏やかな声かけは大切。
・(4) 口腔乾燥は苦痛・感染リスクになるため、保湿と清潔保持が重要。
誤り
・(3) 呼吸苦は上体挙上で軽くなることが多く、常に平らは不適切。
・(5) 急変対応は事前に方針共有(ACP等)しておくのが望ましい。
Q41
指定訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 高齢者が自立した日常生活を営むことができるよう、その療養生活を支援する。
- 訪問看護事業所には、言語聴覚士を配置することができる。
- 訪問看護では、薬剤の処方も行う。
- 訪問看護事業所は、介護老人保健施設の入所者にも訪問看護を提供できる。
- 訪問看護の提供に当たっては、家族に対しても適切な指導を行う。
正解:
訪問看護=療養支援+家族指導/ST配置可/処方は医師。
深掘り解説
・(1) 在宅での療養生活を支え、自立支援につなげる。
・(2) 訪問看護ステーションにはPT/OT/STなどを配置できる。
・(5) 介護方法、服薬管理、急変時対応など、家族への指導も重要な役割。
誤り
・(3) 薬の処方は医師の行為。訪問看護は投薬管理や観察・助言。
・(4) 老健入所中は施設内の看護・医療提供が基本で、外部の訪問看護提供を一般化して断定はできない。
Q42
指定訪問リハビリテーションについて適切なものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 指定訪問介護事業等の従業者に対し、介護の工夫に関する指導を行うことができる。
- リハビリテーション会議の構成員には、指定居宅サービスの担当者も含まれる。
- 介護報酬上、サービスの提供回数に限度はない。
- 訪問看護ステーションの理学療法士がサービスを提供した場合は、訪問リハビリテーションに分類される。
- 対象者は、通院でのリハビリテーションが困難な利用者である。
正解:
訪問リハ=通院困難者/介護職へ助言可/会議は多職種+サービス担当。
深掘り解説
・(1) 動作介助の工夫など、関係職種へ助言・指導して生活機能を支える。
・(2) リハ会議は多職種連携で、居宅サービス担当者等も参加し得る。
・(5) 通院困難な人の生活の場で、機能維持・環境調整を行う。
誤り
・(3) 介護報酬には算定要件・回数・時間の考え方があり「限度なし」は誤り。
・(4) 訪問看護STのPT等が提供する場合は、制度上「訪問看護(リハ職)」として扱われる整理が基本。
Q43
指定看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
※複数選択OK
- 訪問看護及び小規模多機能型居宅介護の組合せによりサービスを提供する。
- 登録者の居宅サービス計画は、居宅介護支援事業所の介護支援専門員が作成する。
- 居宅サービス事業者その他保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との密接な連携に努めなければならない。
- そのサービスを利用しない日に登録者が通所介護を利用した場合には、通所介護費を算定することができる。
- 利用者に対してターミナルケアを行うことができる。
正解:
看多機=小多機+訪看/連携義務/ターミナル対応も。
深掘り解説
・(1) 看護小規模多機能は「通い・泊まり・訪問介護」に加え「訪問看護」を組み合わせる。
・(3) 多職種・多事業者と連携して包括的に支えることが求められる。
・(5) 在宅での看取り支援(ターミナルケア)にも対応できる。
誤り
・(2) 計画は当該事業所のケアマネが作成するのが基本で、外部居宅介護支援が作るとは限らない。
・(4) 登録制・包括報酬のため、他サービスの算定関係は制限があり「算定できる」と断定は不適切。
Q44
介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。
※複数選択OK
- 入所者の在宅復帰を目指す。
- 入所者は、要介護者より要支援者が多い。
- サテライト型小規模介護老人保健施設は、定員29人以下である。
- 施設内で提供される保健医療サービスで完結する施設サービス計画を立てる。
- 災害その他のやむを得ない事情がある場合でも、入所定員を超えて入所させてはならない。
正解:
老健=在宅復帰支援/サテライト小規模=29人以下。
深掘り解説
・(1) 老健の目的はリハ等を通じた在宅復帰支援(中間施設)。
・(3) サテライト型小規模老健は小規模運営(29人以下)。
誤り
・(2) 老健は要介護者が中心で、「要支援が多い」は不適切。
・(4) 計画は医療だけで完結ではなく、生活全体の視点で多職種が関わる。
・(5) やむを得ない事情では例外的対応があり得るため「いかなる場合も不可」と断定は誤り。
Q45
介護医療院について正しいものはどれか。2つ選べ。
※複数選択OK
- 主として短期的な療養が必要である要介護者を対象とする。
- その開設に当たっては、医療法に基づく都道府県知事の許可を受けなければならない。
- 2020(令和2)年3月末時点で全国で1,000施設以上ある。
- ユニットケアを行うユニット型もある。
- 入所者のためのレクリエーション行事を行うよう努める。
正解:
介護医療院=長期療養+生活施設/ユニット型あり/行事は“努める”。
深掘り解説
・(4) 介護医療院にはユニット型(ユニットケア)もある。
・(5) 生活の場として、行事等(レクリエーション)を行うよう努める趣旨の規定で整理される。
誤り
・(1) 介護医療院は「長期療養」と「生活施設」機能が中心で、短期療養が主ではない。
・(2) 開設は“許可”の整理だが、根拠を医療法に限定して断定する書き方は不適切(制度根拠の混同に注意)。
・(3) 令和2年3月末で「1,000以上」と断定できる規模ではない(数字ひっかけ)。
採点26〜45を一括採点
※選択が終わったら「一括採点」。間違えた問題は解説が自動で開きます。








