きゅう理論
温熱刺激の受容にかかわるのはどれか。
1 パチニ小体
2 自由神経終末
3 メルケル盤
4 ルフィニ終末
回答→2
【解説】
[皮膚に分布する受容器]
●表皮
・自由神経終末
高閾値機械受容器(Aδ線維)ー鋭い痛み
ポリモーダル受容器(C線維)ーうずく痛み
・メルケル細胞(Aβ線維)ー強度検出器(圧覚)
●真皮
・マイスネル小体(Aβ線維)ー速度検出器(触覚)
・毛包受容器(Aβ線維)ー速度検出器(触覚)
・ルフィニ小体(Aβ線維)ー強度検出器(圧覚)
●皮下組織
・パチニ小体(真皮下層〜皮下組織に存在)(Aβ線維)ー加速度検出器(振動覚)
[外側脊髄視床路]
痛覚と温度覚は、脊髄神経節細胞の末梢突起が形成する自由神経終末で受容され、中枢突起をへて脊髄の後角に入る。ここで二次ニューロンに交代し、二次ニューロンから出た神経線維は交叉して反対側の側索にある外側脊髄視床路を上行して視床に至る。視床で三次ニューロンに乗り換え、その神経線維は内包を通り、大脳皮質の中心後回にある体性感覚野に入る。