第２８回　はりきゅう国試　 東洋医学臨床論

東洋医学臨床論

Q115.「治未病」について誤っているのはどれか。

Q116.着痹に対して補瀉を考えて刺鍼する場合の適切な手法はどれか。

Q117.頑固な腰痛に対する治療で、腰部に鍼を２本使用して行うのはどれか。

Q118.次の文で示す症例の治療方針として調整すべき経絡で最も適切なのはどれか。
「３３歳の女性。主訴は全身の痛み。３年前から全身の疼痛に悩まされ、最近になって線維筋痛症と診断された。食欲がなく、雨天時には特に調子が悪く、起き上がることもできない。」

Q119.次の文で示す患者の病証に対する治療で最も適切な経脈はどれか。
「３８歳、女性。もともと喘息の持病があったが、最近、反抗期の息子に怒ってばかりでイライラし、症状が頻発し、咳も出るようになった。口が苦く咳をすると胸脇部が痛む。舌質紅、舌は薄黄苔、脈は弦数。」

Q120. 次の文で示す患者の病証として最も適切なのはどれか。
「42歳の女性。主訴は頻尿と排尿痛。尿は途切れがちで黄色く混濁している。陰部の違和感や残尿感も見られる。舌質紅、脈は滑数。」

Q121.次の文で示す症例に対して灸治療を行う場合に最も適切な経穴はどれか。
「60歳女性。主訴は陰部掻痒感。4日前に深酒をした。昨日より右膝内側から大腿部内側のひきつれ感がある。脈は左関上の浮数滑。」

Q122.次の文で示す症例の治療結穴として太衝と共に用いる経穴はどれか。
「49歳の女性。半年ほど前から、めまい、顔のほてりが起こりやすく、汗が出やすい。腰や膝がだるく、力が入らない。閉経している。舌質紅、脈細数。」

Q123.次の文で示す症例で経脈を考慮した治療穴として最も適切なのはどれか。
「19歳男性。2ヶ月前に左足関節の内がえし捻挫を起こし、今も痛みが取れない。イライラしやすく、左肩上部のつっぱり感がある。」

Q124. 腰部脊柱管狭窄症に対する診療において SOAP形式で記録する場合、 Aに該当するのはどれか。

Q125.筋肉痛に対する局所施術として、罹患筋と治療穴の組み合わせで正しいのはどれか。

Q126. 次の文で示す患者の患側の徒手検査所見で、みられる可能性が最も高いのはどれか。
「60歳の男性。 2か月前から右頸肩上肢に痛みがある。近医にて頸椎症によるC6神経根障害と言われた。」

Q127.次の文で示す症状に対して罹患神経近傍へ施術する場合、最も適切な経穴はどれか。
「手の骨格筋の萎縮が見られフローマン徴候陽性である。」

Q128.罹患筋支配の神経近傍への刺鍼を行う場合、症状と治療穴の組み合わせで最も適切なのはどれか。

Q129. 罹患筋へ治療穴として天泉を用いる疾患で、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。

Q130. 次の文に示す症例について、陽性となる可能性が最も高い理学検査はどれか。
「45歳の男性。 2か月前から左腰下肢に痛みを感じる 。前かがみで痛みが増強する 。左足底部の知覚鈍麻、アキレス腱反射は減弱、間欠跛行はみられない。」

Q131.咬筋の過緊張による顎関節症に対する局所治療穴として最も適切なのはどれか。

Q132. 高齢者に対する評価法とその目的との組み合わせで正しいのはどれか。

Q133.徒手検査法の陽性所見と罹患筋への治療穴との組み合わせで適切なのはどれか。

Q134.次の文で示す患者の罹患筋に対する治療穴として最も適切なのはどれか。
「20歳男性。ラグビーで反復性の肩関節脱臼を起こしている。先日、脱臼して整復されたが、肩の外側にしびれと筋の脱力感による挙上制限がみられた。」

Q135.次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「71歳の男性。100mの歩行で左下腿後面に絞扼痛が出現、休息で軽快。仰臥位で両下肢を挙上させ30秒足趾を屈伸させると患側足底部が白くなる。SLRテスト陰性。」
身体診察で患側下肢にみられる所見はどれか。

Q136.本症例で、症状のある筋の支配神経近傍に刺鍼し、低周波鍼通電療法を行う場合、最も適切な経穴はどれか。

Q137. 次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「26歳の男性。主訴は腹痛と下痢。IT企業でストレスの多い仕事に従事している。１日数回排便する。器質的な病変はない。」
下痢の病態で最も適切なのはどれか。

Q138.本症例の病証として最も適切なのはどれか。

Q139. 次の文で示す症例について、問いに答えよ。
「18歳の男性。主訴は頭痛。７日前に薄着で体が冷え、その日の夜から悪寒、発熱、頭痛を自覚し、風邪薬を飲んでも完治しない。咳と痰はなく、汗をかきやすい。舌は薄白苔、脈は浮緩。」

Q140.本症例に対する治療として適切なのはどれか。