医療費控除の確定申告書作成方法
では、実際に医療費控除を受けるにはどうすれば良いのかを解説していきます。
前回の記事を読んでない方はそちらからお読みください。
医療費控除ための確定申告はインターネット(e-tax)だけで完結できますが、今回は確定申告書を印刷して税務署に郵送する方法を説明していきます。
(パソコンが苦手という方向けです。)
そんなに難しくはないので一緒に頑張っていきましょう!
また医療費控除はサラリーマンが受けられる数少ない控除なので、申告をして、お金を財布に戻しましょう!
まずは準備して頂くものです。
準備するもの
【申告に必要なもの】
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準備ができたら実際に進めていきましょう。
ざっくりは以下のような手順になります。
【申告の手順】
医療費の明細書を作成→ 確定申告書Aを印刷→ 税務署へ提出→ 還付金を受け取る
※確定申告の申請は3月16日までに提出が必要ですが、医療費控除の申請は5年以内であれば後からでも申請は可能です。
「医療費の明細書」を作成する
これには2つの方法があります。
①医療費の明細を「国税庁 確定申告書等作成コーナー」のサイトで入力する。
②医療費の明細を手書きorエクセルで入力し、合計金額を「国税庁 確定申告書等作成コーナー」のサイトに入力する。
今回は②の方法で説明していきますね。
まずは明細書を印刷します。手書きの方はPDFをダウンロードして印刷をしましょう。プリンターが無ければコンビニでも印刷は可能ですよ。
医療費控除の明細書(PDF)
医療費控除の明細書(Excel)
※エクセルで入力できちゃう方は「国税庁 確定申告書等作成コーナー」のサイトで入力した方が早いと思います。
明細書が用意できたら、次は集めた領収書の金額を明細書に記入していくだけです。
以下のように、支払った金額を記入していきましょう。
通院で利用した公共の交通機関も控除に入りますので、忘れず記入しましょう。
(公共交通機関の領収書はなくても大丈夫です。)
領収書の記入が終わったら、下の欄にある「支払った医療費」の合計額を計算して記入します。
また「保険金などで補てんされる金額」があれば記入を忘れないようにしましょう。もし医療費よりも保険金の方が多かった場合は切捨ての金額でOKです。例えば入院費用で30万円かかりました。生命保険会社から保険金が40万円入りました。その場合は補填された保険金は30万円で良いということです。
その下の「所得金額の合計額」の項目から下は後から記入をするので、とりあえず明細書はこれで完成です。
では今度は、パソコン(スマホ)を使って「国税庁 確定申告書等作成コーナー」のサイトに入力をしていきますよ。
国税庁確定申告書等作成コーナーの入力
順を追って説明していきますね。
・作成開始をクリック
・印刷して提出をクリック
・下にスクロールして「利用規約に同意して次へ」をクリック
・「令和3年分の申告書等の作成」をクリックして、そこから「所得税」をクリック
・「次へ進む」をクリック
・申告する人の情報を入力
・「申告に関する質問」は一般の会社員の人は以下のようにチェックでOK。最後に「次へ進む」をクリック
・「入力する」をクリック
・源泉徴収票の入力を行います。ココは分かりやすく説明してくれているので、それに従って入力していきましょう。全てを入力したら「入力内容の確認」をクリックします。そして「次へ進む」をクリックします。
・下までスクロールして「入力終了(次へ)」をクリックします。
・上から2番目の「医療費控除」の入力するをクリック
・「医療費控除を適用する」をクリック
・「医療費の合計額のみ入力する」を選択すると下に合計額などを入力する項目が現れるので先程作成した明細書を見て入力し、「次へ進む」をクリック。
・「計算結果の確認」画面になりますので、赤枠の部分を先程の明細書に書き写しましょう。書き写したら「次へ進む」をクリック。
・すると医療費控除の欄に数字が反映されます。「入力終了(次へ)」をクリック。
・下までスクロールし、「入力終了(次へ)」をクリック。
・還付される金額が算出された画面になります。一番下までスクロールし「次へ」をクリック。
・「住民税に関する事項」は該当する方を選択し、「入力終了(次へ)」をクリック。
・次は還付金を受け取るための必要情報を入力していきます。
※「申告書を提出する税務」の整理番号は空欄でも大丈夫です。
・次はマイナンバーを入力します。入力をしたら「入力データを一時保存する」をクリック
最後は印刷して郵送
・最後は「帳票表示・印刷」をクリックして印刷したら終了です!!
あとは印刷物の案内に従って税務署に郵送すれば完了です。
お疲れ様でした。
分からないことがあれば来院された時にでも聞いてくださいね(^^)
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