もくじ
登場人物
今回のゲスト
「気が乗らない毎日」に効く香りって?

ふむふむ。それはですね……気の巡りが滞っとる可能性、大爆走ですな!

いや爆走って、俺は止まってる気がするんですけど…

……それはつまり、内なる線路が寸断されとるわけですな。
気の特急が脱線中!
🌿気の巡りに効く「香りの駅弁」

そこでワシが厳選した“気巡り香材”を紹介しましょう!
どん!
本日のラインナップ
| 香材名 | 特徴と作用 |
| 藿香 | 爽やかな湿香。気分の落ち込みや消化不良に。脳をスッキリさせます。 |
| 沢蘭 | 青っぽく清涼感のある香り。血行促進や疲労回復におすすめ。 |
| 丁子 | スパイシーで刺激的。交感神経を活性化して、やる気を起こさせます。 |
| 香附子 | 柔らかく包むような香り。ストレス性の疲労や女性の不調にもよく使われます。 |

駅弁にたとえなくてもいい気がするけど…なんか効きそう…
香りが脳に与えるメカニズムとは?
香りは嗅神経を通して直接「大脳辺縁系」へ届きます。これは記憶や感情、自律神経を司る場所。
つまり、香りは五感の中で最も直接的に“脳に効く”感覚とも言えます。
実際、藿香(パチョリ)の香りにはコルチゾール(ストレスホルモン)を抑える効果も報告されています。
丁子(クローブ)の精油吸入では、活力向上や酸化ストレスの低下が実証されています。
疲れやすい人こそ「香りで前向きスイッチ」

でもさ、会社でお香とか焚けないじゃん…

ははっ、香りの世界は広いぞい!
練り香・匂い袋・ピロースプレーなどで、さりげなく気を整えるのもアリですぞ!
・デスク下に匂い袋(沢蘭&丁子ブレンド)
・朝の身支度で練香を少し(香附子入り)
・夜のリラックス用ピロースプレーに藿香ミスト
などなど。。。

疲れたら休む、ももちろん大事。
でも、巡りが良くなると“休みの質”も上がるんじゃよ!

なるほど…じゃあ、僕も香りトレインに乗ってみますかね!
🔬参考にした研究論文一覧
・Li, M. et al. (2017). Effects of Pogostemon cablin essential oil on mood states and salivary cortisol.
・Wang, J. et al. (2020). Effect of Atractylodes lancea aromatic therapy on fatigue. Chinese J of Integrative Medicine, 26(5), 362–367.
・Kim, Y.S. et al. (2021). Clove essential oil reduces oxidative stress and enhances vitality. J of Ethnopharmacology, 275, 114154.
・Chen, H. et al. (2019). Review of Xiangfu (Cyperus rotundus): traditional uses and pharmacology. Journal of Traditional and Complementary Medicine, 9(1), 93–98.
🚉次回予告:次の香り駅にまいります〜
「気持ちはあるのに、なぜか行動できない…」
「やりたいのに、腰が重い」
「頭がグルグルして、決断できない…」
そんなあなたの“心と行動のズレ”には、実は“香り”がヒントになるかもしれません。
次回は――
“考えすぎ”を止めてくれる香りの正体と、東洋医学で言う『肝』との深い関係
についてお話しします!
どうぞお楽しみに!🚋✨
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あ〜…もう最近、夕方になると体が鉛のように重くなるんですわ…