はり理論
鍼施術に関する衛生管理で正しいのはどれか。
1.小児鍼は洗浄して使用する。
2.手指の消毒にはベースン法を用いる。
3.滅菌済単回使用毫鍼を開封後にスワブ法で清拭する。
4.施術野の消毒には70%イソプロピルアルコールを用いる。
回答→4
【解説】
[手指消毒のポイント]
・消毒の方法には、スワブ法(清拭法)やラビング法(擦式法)がある。ベースン法は現在では用いられない。
・ラビング法では約3mlの擦式消毒薬を用いる。
・手指消毒に使用する薬剤は、一般的に消毒用エタノール (70~80%)、イソプロパノール (50~70%)が用いられる。また、擦式消毒薬として消毒用エタノールに0.2%グルコン酸クロルヘキシジンや、0.2%塩化ベンザルコニウム等を配合したものが用いられる。
・流水での洗浄は30秒から1分が必要とされる。
※ベースン法(浸漬法)とは、ステンレス製の桶に消毒薬を満たし、手指を浸して消毒する方法で、現在では行われない。
※IPAーイソプロピルアルコールもイソプロパノールも同じである。
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