はり理論
摩擦鍼による発赤反応に関与するのはどれか。
1 ACTH
2 ドパミン
3 CGRP
4 ノルアドレナリン
回答→3
【解説】
摩擦鍼による発赤反応は軸索反射と考えられている。
軸索反射は、皮膚のある部分への侵害性刺激が無髄の求心性線維(ポリモーダル受容器など)を興奮させて、その情報を後根を介して中枢に送る一方、後根に入る手前で分枝している求心性線維を逆行性に興奮させ、その終末からCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)やサブスタンスP、VIPなどを放出して、皮膚血管拡張(発赤、紅潮)や血管透過性亢進(腫脹)を引き起こす。