第34回 はりきゅう国家試験 リハビリテーション医学

リハビリテーション医学(問題71〜82)
※本ページの問題文・選択肢は、学習しやすいように表現を調整しています(パラフレーズ)。
同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。

問71 痙縮について正しいのはどれか。

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問71 解説(痙縮と固縮の違い)
  • 痙縮は、脳卒中や脊髄損傷などの
    上位運動ニューロン障害によって生じます。
  • 筋を速く伸ばすほど抵抗が強くなる、
    速度依存性の筋緊張亢進が特徴です。
  • パーキンソン病でみられるのは固縮であり、
    歯車現象も固縮の所見です。
  • 痙縮が持続すると関節可動域は制限され、
    拘縮につながることがあります。

暗記核:
「痙縮=上位運動ニューロン」「歯車現象=パーキンソン病の固縮」

問72 二分脊椎について正しいのはどれか。

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問72 解説(二分脊椎の特徴)
  • 二分脊椎は、胎生期の神経管閉鎖障害によって起こる
    先天性疾患です。
  • 脊髄髄膜瘤では、下肢麻痺、感覚障害、膀胱直腸障害などを生じます。
  • キアリⅡ型奇形や水頭症を合併することがあります。
  • 病変が高位であるほど、一般に運動・感覚障害は重くなります。
  • 潜在性二分脊椎では、腰仙部の多毛、陥凹、母斑などの皮膚所見を伴う場合があります。

暗記核:
「二分脊椎=先天性神経管閉鎖障害」「高位ほど重い」

問73 改訂日本版フレイル基準に含まれる項目はどれか。

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問73 解説(改訂日本版フレイル基準)
  • 改訂日本版フレイル基準では、体重減少、筋力低下、
    疲労感、歩行速度低下、身体活動量低下を評価します。
  • 5項目中3項目以上に該当するとフレイル、
    1〜2項目ではプレフレイルと判定します。
  • 骨量、視力、認知機能も高齢者の健康評価では重要ですが、
    この身体的フレイル基準の直接の5項目ではありません。

暗記核:
「フレイル5項目=体重・筋力・疲労・歩行・活動」

問74 職種と主な業務内容の組合せで正しいのはどれか。

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問74 解説(リハビリ関連職種の役割)
  • 作業療法士は、食事・更衣・整容などの日常生活動作を支援し、
    必要に応じて自助具を選定・作製します。
  • 嚥下訓練は主に言語聴覚士が担当します。
  • 義肢装具士は、医師の処方に基づいて義肢・装具を採型、製作、適合します。
  • ケアマネジャーはケアプランを作成し、サービスの調整を行います。
    入浴介助そのものを主業務とする職種ではありません。

暗記核:
「OT=生活動作+自助具」「義肢装具士=処方ではなく製作・適合」

問75 異常歩行と原因疾患の組合せで正しいのはどれか。

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問75 解説(代表的な異常歩行)
  • 突進歩行は、パーキンソン病に特徴的です。
    前傾姿勢のまま歩幅が小さくなり、次第に加速します。
  • はさみ脚歩行は、痙直型脳性麻痺などでみられます。
  • 分回し歩行は、片麻痺などでみられます。
  • トレンデレンブルグ歩行は、中殿筋など股関節外転筋の筋力低下で生じます。

暗記核:
「パーキンソン病=前傾・小刻み・突進歩行」

問76 下肢切断後の幻肢痛について正しいのはどれか。

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問76 解説(幻肢痛の特徴)
  • 幻肢痛は、切断したはずの手足に痛みを感じる状態です。
  • 成人に比べて、低年齢の小児や先天性欠損では出現しにくいとされます。
  • 断端創が治癒しても幻肢痛が残ることがあります。
  • 一般的な鎮痛薬だけでは十分な効果を得にくく、
    神経障害性疼痛治療薬、鏡療法などを組み合わせます。
  • 義足装着やリハビリは、疼痛が完全に消失するまで必ず待つものではありません。

暗記核:
「幻肢痛=創が治っても残る」「小児では比較的少ない」

問77 関節リウマチにみられる最も特徴的な症状はどれか。

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問77 解説(関節リウマチの関節病変)
  • 関節リウマチは、手指などの小関節に
    対称性の腫脹・疼痛を起こす炎症性疾患です。
  • 頸椎では環軸関節亜脱臼を生じることがあり、
    脊髄圧迫の危険がある重要な合併症です。
  • 内反尖足は脳卒中などの痙性麻痺、
    O脚は変形性膝関節症でみられやすい所見です。

暗記核:
「RA=対称性小関節炎+環軸関節亜脱臼」

問78 身体障害者福祉法に定められた身体障害でないのはどれか。

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問78 解説(身体障害者福祉法の障害区分)
  • 身体障害者福祉法では、視覚障害、聴覚・平衡機能障害、
    音声・言語・そしゃく機能障害、肢体不自由、内部障害などが対象です。
  • 発達障害は、身体障害者福祉法に定める身体障害の区分ではありません。
  • 発達障害者への支援については、発達障害者支援法などが関係します。

暗記核:
「身体障害=視覚・聴覚・音声・肢体・内部」「発達障害は別」

問79 作業療法で主に用いる補装具はどれか。

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問79 解説(作業療法と義手)
  • 作業療法では、上肢機能や日常生活動作の訓練を多く扱います。
  • 上肢切断者に対しては、義手の装着・操作訓練や、
    食事、更衣、整容などの生活動作訓練を行います。
  • 義足、体幹装具、下肢装具を用いた歩行訓練は、
    主に理学療法で扱われます。

暗記核:
「OT=上肢・生活動作・義手」「PT=下肢・歩行」

問80 高齢者の外傷性脊髄損傷の受傷原因として最も多いのはどれか。

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問80 解説(高齢者の脊髄損傷)
  • 高齢者の外傷性脊髄損傷では、
    転倒・転落が代表的な受傷原因です。
  • 高齢者では頸椎の加齢変化によって脊柱管が狭くなっていることがあり、
    軽微な転倒でも頸髄損傷を生じる場合があります。
  • 骨折や脱臼が明確でなくても、
    中心性頸髄損傷を起こすことがあります。

暗記核:
「高齢者の脊髄損傷=転倒・転落+頸髄」

問81 閉塞性換気障害を呈する疾患はどれか。

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問81 解説(閉塞性と拘束性換気障害)
  • 気管支喘息では気道が狭くなり、
    息を速く吐き出しにくくなる閉塞性換気障害を呈します。
  • 閉塞性換気障害では、1秒率が低下します。
  • 間質性肺炎、高度肥満症、重症筋無力症では、
    肺活量が低下する拘束性換気障害を呈することがあります。

暗記核:
「閉塞性=喘息・COPD」「拘束性=間質性肺炎・肥満・神経筋疾患」

問82 ICFの生活機能に含まれないのはどれか。

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問82 解説(ICFの生活機能)
  • ICFにおける生活機能は、
    心身機能・身体構造、活動、参加の3要素で構成されます。
  • 疾病や外傷は「健康状態」として位置づけられ、
    生活機能そのものには含まれません。
  • 生活機能は、環境因子や個人因子とも相互に影響し合うものとして捉えます。

暗記核:
「生活機能=心身機能・活動・参加」「疾病=健康状態」

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koji(トレ​イン治療院 院長)はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師|国際中医専門員
大阪で治療院を開業して12年。 体は、その人の生き方や時間の積み重ねが静かに現れる場所だと感じています。 中医学を土台に、身体だけでなく心や生活の流れまで含めて整えていく。 そんな治療を大切にしています。 ブログでは、臨床の中での気づきや、体と向き合うための小さなヒントを、自分なりの言葉で書き残しています。 読んだ方の毎日が、少しでも軽くなれば嬉しい。
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