同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。
問15 上肢の神経の走行について正しいのはどれか。
深掘り
問15 解説(上肢の神経と上腕骨の位置関係)
-
橈骨神経は、上腕骨体後面にある
橈骨神経溝に沿って走行します。 - 筋皮神経は烏口腕筋を貫き、上腕二頭筋と上腕筋の間を下行します。
- 上腕骨解剖頸付近を回る神経として重要なのは腋窩神経です。
- 正中神経は上腕部で上腕動脈に伴って走りますが、結節間溝は通りません。
- 尺骨神経は上腕骨内側上顆の後面を通過します。
暗記核:
「橈骨神経=上腕骨後面」「尺骨神経=内側上顆後面」
正解:
橈骨神経は、上腕骨体後面の橈骨神経溝に沿って走行します。
問16 腹部の筋について最も適切なのはどれか。
深掘り
問16 解説(腹壁筋と鼠径部)
- 鼠径靱帯は、外腹斜筋腱膜の下縁が肥厚したものです。
- 上前腸骨棘から恥骨結節に向かって張ります。
-
内腹斜筋や腹横筋などの腹壁筋は、腹圧を高めて
努力性呼気に働きます。 - 腹直筋は主に下位胸神経の前枝によって支配されます。
- 精巣挙筋は、主として内腹斜筋の下部筋束に由来します。
暗記核:
「鼠径靱帯=外腹斜筋腱膜の肥厚」
正解:
鼠径靱帯は、外腹斜筋の停止腱膜の下縁が肥厚して形成されます。
問17 内転筋管を通過するのはどれか。
深掘り
問17 解説(内転筋管の内容)
- 内転筋管は、大腿前内側部を通る管状の通路です。
- 主な内容は、大腿動脈・大腿静脈・伏在神経などです。
- 大腿動脈は内転筋管を通り、内転筋腱裂孔を抜けると膝窩動脈になります。
- 大腿深動脈は大腿動脈から早期に分岐し、内転筋管内を通る主幹ではありません。
暗記核:
「内転筋管=大腿動脈」「腱裂孔を抜けると膝窩動脈」
正解:
大腿動脈は内転筋管を通過し、内転筋腱裂孔を抜けた後に膝窩動脈となります。
問18 男性生殖器について正しいのはどれか。
深掘り
問18 解説(男性生殖器の構造と機能)
-
ライディッヒ細胞は精巣の間質に存在し、
テストステロンなどの男性ホルモンを分泌します。 - 射精管は、精管膨大部と精嚢の排泄管が合流して形成されます。
- 左右の精管同士が直接合流するわけではありません。
- 前立腺は膀胱の直下に位置し、尿道の起始部を取り囲みます。
- 尿道球腺は深会陰隙にあり、骨盤隔膜内ではありません。
暗記核:
「ライディッヒ細胞=テストステロン」
正解:
ライディッヒ細胞は精巣間質に存在し、テストステロンなどの男性ホルモンを分泌します。
問19 ランゲルハンス島について正しいのはどれか。
深掘り
問19 解説(膵島の細胞とホルモン)
- ランゲルハンス島は膵臓の内分泌部で、特に膵尾部に多く分布します。
- β細胞はインスリンを分泌し、血糖値を下げる方向に働きます。
- α細胞はグルカゴンを分泌し、血糖値を上げる方向に働きます。
- 膵島の細胞ではβ細胞が最も多く、およそ60〜80%を占めます。
- 濾胞を形成する内分泌器官として代表的なのは甲状腺です。
暗記核:
「β細胞=インスリン」「α細胞=グルカゴン」
正解:
ランゲルハンス島のβ細胞は、血糖値を低下させるインスリンを分泌します。
問20 視覚伝導路について正しいのはどれか。
深掘り
問20 解説(視交叉と視野)
- 左視野から入った光は、両眼の網膜右半に投影され、最終的に右の視覚野へ送られます。
- したがって、左視野の情報は右脳へ伝わります。
- 視交叉で交叉するのは、鼻側網膜から出る線維です。
- 耳側網膜から出る線維は交叉せず、同側を走行します。
- 視覚情報の主な中継核は外側膝状体です。内側膝状体は聴覚に関係します。
- 対光反射は中脳の視蓋前域などを経由します。下丘は聴覚反射に関係します。
暗記核:
「左視野→右脳」「鼻側網膜線維は交叉」
正解:
両眼の左視野から得られた視覚情報は、視交叉を経て右側の視覚野へ送られます。
問21 仙骨神経叢に由来するのはどれか。
深掘り
問21 解説(腰神経叢と仙骨神経叢)
- 陰部神経は、主に仙髄神経S2〜S4から起こり、仙骨神経叢に由来します。
- 会陰部の知覚や外肛門括約筋・外尿道括約筋などの運動に関与します。
- 閉鎖神経は腰神経叢に由来します。
- 腸骨鼠径神経と陰部大腿神経も腰神経叢に由来します。
暗記核:
「陰部神経=S2・S3・S4」
正解:
陰部神経は主にS2〜S4から起こり、仙骨神経叢に由来します。
問22 涙腺に分布する節後線維の細胞体があるのはどれか。
深掘り
問22 解説(頭部副交感神経節)
-
涙腺を支配する副交感神経の節後線維は、
翼口蓋神経節でニューロンを交代します。 - 節前線維は顔面神経の大錐体神経を通り、翼口蓋神経節へ至ります。
- 耳神経節は主に耳下腺、顎下神経節は顎下腺・舌下腺に関係します。
- 毛様体神経節は瞳孔括約筋や毛様体筋に関係します。
暗記核:
「涙腺=翼口蓋」「耳下腺=耳」「顎下腺=顎下」
正解:
涙腺に分布する副交感神経の節後線維は、翼口蓋神経節に細胞体をもちます。
問23 細胞間接着装置のうち、細胞間隙を塞いで水や分子の通過を防ぐバリアとなるのはどれか。
深掘り
問23 解説(細胞間結合の役割)
-
タイト結合は、隣り合う細胞間を密着させ、
細胞間隙を通る水や物質の移動を制限します。 - 上皮細胞の頂端部付近にみられ、バリア機能を形成します。
- 接着帯は、アクチンフィラメントを介して細胞同士を結びつけます。
- デスモソームは中間径フィラメントを介し、機械的な結合を強めます。
- ギャップ結合はイオンや小分子を細胞間で通過させる連絡路です。
暗記核:
「塞ぐ=タイト」「通す=ギャップ」
正解:
タイト結合は細胞間隙を密閉し、水や分子が細胞間を通過するのを防ぐバリアとして働きます。

