東洋医学概論
腰殿部外側と大腿外側の脹痛に対して、侠渓を取穴した治療の法則はどれか。
1 局所取穴
2 循経取穴
3 分刺による取穴
4 難経六十九難の取穴
回答→2
【解説】
腰殿部外側と大腿外側は経脈の流注でいうと胆経のラインになる。それに対して侠渓(胆経の榮水穴)を取穴したというのは循経取穴による治療法則である。
循経取穴は『霊枢』邪気蔵府病形で紹介されている「滎兪は外経を治す」という考えにもとづいたもので、症状のある部位・罹患筋上を走行する経絡を同定して、その経絡上に存在する経穴を鍼治療部位とする理論である。