東洋医学臨床論
次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への刺鍼部位として適切なのはどれか。
「50歳の男性。2ヶ月前より右腰から殿部にかけて痛む。体幹の前屈時痛はないが、右斜め後ろに反らせた時、痛みが出現する。腰部正中より右外方約2cmに圧痛がある。」
1 右腰方形筋
2 右仙腸関節
3 右腰椎椎間関節
4 右腸肋筋
回答→3
【解説】
右後斜屈での痛みの誘発、腰部正中より右外方約2cmの圧痛から、椎間関節部への負荷による痛みである可能性が高いので、③が最も適切と言える。①や④に病態があれば前屈時に痛みが出現してもおかしくない。また②であれば仙骨部に痛みが誘発するであろう。