第34回 はりきゅう国家試験 臨床医学各論

臨床医学各論(問題49〜70)
※本ページの問題文・選択肢は、学習しやすいように表現を調整しています(パラフレーズ)。
同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。

問49 帯状疱疹について正しいのはどれか。

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問49 解説(帯状疱疹の発症と予防)
  • 帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが初感染後に神経節へ潜伏し、
    再活性化することで発症します。
  • 初回感染で起こるのは水痘です。
  • 帯状疱疹ワクチンによって、発症や重症化、帯状疱疹後神経痛を予防できます。
  • 発疹や痛みは通常、神経の支配領域に沿って片側性に現れます。

暗記核:
「初感染=水痘」「再活性化=帯状疱疹」「予防=ワクチン」

問50 パニック障害について正しいのはどれか。

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問50 解説(パニック発作の特徴)
  • パニック発作は、明らかな危険がない状況でも突然出現します。
  • 動悸、息苦しさ、胸部不快感、発汗、震え、強い恐怖などを伴います。
  • 発作は短時間でピークに達し、通常は数分から数十分で軽快します。
  • 治療には薬物療法や認知行動療法が用いられます。

暗記核:
「予期せず突然起こる=パニック発作」

問51 脳性麻痺について正しいのはどれか。

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問51 解説(脳性麻痺の基本)
  • 脳性麻痺は、発達期の脳に生じた非進行性病変による運動・姿勢の障害です。
  • 病型では痙直型が最も多くみられます。
  • 運動麻痺の程度と知的発達の程度は必ずしも一致しません。
  • 痙縮の治療として、ボツリヌス毒素注射が用いられることがあります。

暗記核:
「病変は非進行性」「麻痺と知能は別に考える」

問52 小児の気管支喘息について正しいのはどれか。

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問52 解説(小児喘息の特徴)
  • 気管支喘息では気道が狭くなり、特に息を吐き出しにくくなります。
  • そのため発作時には呼気延長や喘鳴がみられます。
  • 小児喘息ではアトピー型が多く、成長とともに寛解する例もあります。
  • 脱水や痰の粘稠化を防ぐため、必要な水分補給を行います。

暗記核:
「喘息=呼気延長+喘鳴」

問53 膵癌の危険因子はどれか。

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問53 解説(膵癌の危険因子)
  • 膵癌の危険因子には、喫煙、糖尿病、慢性膵炎、肥満、家族歴などがあります。
  • 特に高齢者で急に糖尿病を発症した場合は、膵癌が背景にあることもあります。
  • 胃癌、腎不全、関節リウマチは、この問題で代表的な危険因子として選ぶものではありません。

暗記核:
「膵癌=喫煙・糖尿病・慢性膵炎」

問54 アルコール性肝障害について誤っているのはどれか。

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問54 解説(アルコール性肝障害)
  • アルコール性肝障害の治療では、禁酒が最も重要です。
  • γ-GT高値やAST優位の上昇などがみられることがあります。
  • 必要に応じて肝生検が診断や病態評価に用いられます。
  • 同じ飲酒量で比較すると、一般に女性の方がアルコールによる肝障害を受けやすいとされます。

暗記核:
「治療=禁酒」「同量なら女性の方が影響を受けやすい」

問55 乳癌について正しいのはどれか。

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問55 解説(乳癌の症状と転移)
  • 乳癌で最も多い自覚症状は、乳房のしこりです。
  • 男性にもまれに乳癌は発症します。
  • リンパ節転移では、まず腋窩リンパ節が重要です。
  • ホルモン受容体陽性乳癌では、エストロゲン作用を抑える治療が行われます。

暗記核:
「乳癌=しこり」「転移=腋窩リンパ節」

問56 心房細動について最も適切なのはどれか。

深掘り
問56 解説(心房細動と脳梗塞)
  • 心房細動では心房内の血液がよどみ、血栓が形成されやすくなります。
  • 血栓が脳動脈へ流れると、心原性脳塞栓症を起こします。
  • 原因として甲状腺機能亢進症があり、高齢者ほど発症しやすくなります。
  • 抗凝固薬、抗不整脈薬、心拍数を調節する薬などが用いられます。

暗記核:
「心房細動=心房内血栓=脳梗塞」

問57 冠攣縮性狭心症について正しいのはどれか。

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問57 解説(冠攣縮性狭心症)
  • 冠攣縮性狭心症は、冠動脈が一時的に強く収縮して起こります。
  • 夜間から早朝、安静時に発症しやすいのが特徴です。
  • 発作時には一過性のST上昇を認めることがあります。
  • ニトログリセリンやカルシウム拮抗薬が有効です。

暗記核:
「冠攣縮=夜間・早朝・安静時・ST上昇」

問58 二次性ネフローゼ症候群の原因となる疾患で最も適切なのはどれか。

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問58 解説(二次性ネフローゼ症候群)
  • 二次性ネフローゼ症候群は、全身疾患や薬剤などを背景に発症します。
  • 糖尿病性腎症は、代表的な二次性ネフローゼ症候群の原因です。
  • 膜性腎症や巣状分節性糸球体硬化症は、原発性ネフローゼ症候群として扱われることがあります。
  • 原因疾患を見分ける問題では、「全身疾患に伴うか」に注目します。

暗記核:
「二次性ネフローゼ=糖尿病・SLE・アミロイドーシス」

問59 高血圧症について最も適切なのはどれか。

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問59 解説(高血圧の診断と治療)
  • 高血圧の診断や治療方針は、安静状態で適切に測定した血圧を基本に判断します。
  • 過剰な飲酒は血圧上昇の原因になります。
  • 適度な有酸素運動は血圧管理に有効です。
  • 治療目標は年齢、合併症、家庭血圧などにより異なり、単純に一律140mmHg以下とは限りません。

暗記核:
「高血圧の判断=安静時に正しく測定した血圧」

問60 糖尿病による細小血管障害はどれか。

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問60 解説(糖尿病の細小血管障害)
  • 糖尿病の三大細小血管障害は、網膜症・腎症・神経障害です。
  • 糖尿病性腎症が進行すると、慢性腎臓病や腎不全につながります。
  • 脳梗塞、心筋梗塞、下肢閉塞性動脈疾患は大血管障害に分類されます。

暗記核:
「細小血管=網膜・腎・神経」「大血管=脳・心・下肢」

問61 手根管症候群の原因とならないのはどれか。

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問61 解説(手根管症候群の原因)
  • 手根管症候群は、手根管内で正中神経が圧迫されて起こります。
  • 妊娠や肥満では、むくみや組織圧上昇が原因となることがあります。
  • 長期透析ではアミロイド沈着により発症することがあります。
  • 貧血は、一般的な原因としては挙げられません。

暗記核:
「手根管=妊娠・肥満・糖尿病・透析」

問62 褐色細胞腫で減少・低下するのはどれか。

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問62 解説(褐色細胞腫の症状)
  • 褐色細胞腫では、カテコールアミンが過剰に分泌されます。
  • 高血圧、頻脈、発汗、頭痛、動悸などがみられます。
  • 代謝亢進により体重が減少することがあります。

暗記核:
「血圧・脈拍・発汗は上がる、体重は下がる」

問63 スポーツ外傷・障害と罹患部位の組合せで正しいのはどれか。

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問63 解説(スポーツ障害の好発部位)
  • 野球肘の外側型では、上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎などが問題になります。
  • オスグッド病は脛骨粗面に生じます。
  • ジャンパー膝は膝蓋腱付着部周辺に起こります。
  • マレット指は終止腱損傷や末節骨基部の裂離骨折で起こります。

暗記核:
「外側型野球肘=上腕骨小頭」

問64 真菌性肺炎はどれか。

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問64 解説(肺炎の原因微生物)
  • ニューモシスチス・イロベチイは真菌に分類されます。
  • 免疫機能が低下した患者に日和見感染として肺炎を起こします。
  • レジオネラ、マイコプラズマ、クラミジアは細菌に分類されます。

暗記核:
「ニューモシスチス=真菌+日和見感染」

問65 前立腺肥大症について最も適切なのはどれか。

深掘り
問65 解説(前立腺肥大症の症状)
  • 前立腺肥大症では、頻尿、夜間頻尿、尿勢低下、残尿感などがみられます。
  • 直腸指診では、弾性硬で表面平滑な腫大を触れることがあります。
  • 石のように硬い前立腺は、前立腺癌を疑う所見です。
  • 治療にはα1遮断薬や5α還元酵素阻害薬などが用いられます。

暗記核:
「前立腺肥大=夜間頻尿・尿勢低下・残尿感」

問66 変形性股関節症の一般的な治療法として適切でないのはどれか。

深掘り
問66 解説(変形性股関節症の治療)
  • 保存療法では、体重管理、生活指導、運動療法、薬物療法などを行います。
  • 症状が進行した場合は、人工股関節全置換術が選択されます。
  • 長期間のギプス固定は、関節拘縮や筋力低下を招くため一般的な治療ではありません。

暗記核:
「変形性関節症=動かしながら管理」「ギプス固定はしない」

問67 血友病について正しいのはどれか。

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問67 解説(血友病の遺伝と症状)
  • 血友病Aは第Ⅷ因子、血友病Bは第Ⅸ因子の欠乏によって起こります。
  • X連鎖性潜性遺伝であるため、主に男児に発症します。
  • 関節内出血や筋肉内出血など、深部出血が特徴です。
  • 皮膚表面の点状出血は、血小板異常でみられやすい所見です。

暗記核:
「血友病=X連鎖潜性・男児・深部出血」

問68 痛風について正しいのはどれか。

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問68 解説(痛風の原因と症状)
  • 痛風は、高尿酸血症を背景に尿酸塩結晶が関節内に沈着して起こります。
  • 飲酒は危険因子ですが、非飲酒者でも発症します。
  • 第1中足趾節関節に起こる急性関節炎が代表的です。
  • 合併しやすいのは尿酸結石であり、胆石ではありません。

暗記核:
「痛風=関節内に尿酸塩結晶」「酒を飲まなくても起こる」

問69 一過性脳虚血発作について正しいのはどれか。

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問69 解説(一過性脳虚血発作)
  • 一過性脳虚血発作では、局所神経症状が一時的に出現し、その後消失します。
  • 従来の定義では、症状は24時間以内に消失します。
  • 現在は、画像で急性脳梗塞を認めない一過性の神経症状として捉えます。
  • 脳梗塞の前触れとなることがあるため、抗血小板薬などによる予防が重要です。

暗記核:
「TIA=症状は一過性、梗塞巣なし、脳梗塞の警告」

問70 レビー小体型認知症に最も特徴的なのはどれか。

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問70 解説(レビー小体型認知症)
  • レビー小体型認知症では、具体的で現実味のある幻視が特徴的です。
  • 認知機能の変動、パーキンソニズム、レム睡眠行動異常などもみられます。
  • 道に迷う、物盗られ妄想、複雑な操作が困難になる症状は、他の認知症でもみられます。

暗記核:
「レビー小体型=幻視+認知機能変動+パーキンソニズム」

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koji(トレ​イン治療院 院長)はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師|国際中医専門員
大阪で治療院を開業して12年。 体は、その人の生き方や時間の積み重ねが静かに現れる場所だと感じています。 中医学を土台に、身体だけでなく心や生活の流れまで含めて整えていく。 そんな治療を大切にしています。 ブログでは、臨床の中での気づきや、体と向き合うための小さなヒントを、自分なりの言葉で書き残しています。 読んだ方の毎日が、少しでも軽くなれば嬉しい。
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