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第33回 はりきゅう国家試験 臨床医学各論②

臨床医学各論②(問題61〜70)
※本ページの問題文・選択肢は、学習しやすいように表現を調整しています(パラフレーズ)。
同じ問題を繰り返すと「答えの位置」や「番号」だけを覚えてしまい、理解できているか判断しにくくなるため、
選択肢の並びは表示のたびに入れ替わります(内容の正誤は変わりません)。

問61 内分泌疾患と症状の組合せとして正しいのはどれか。




深掘り問61 解説(内分泌 “症状セット” を一気に整理)
  • アジソン病(副腎皮質機能低下):コルチゾール↓ → 代償でACTH↑(POMC由来のMSHも関連)→ 色素沈着が出やすい。
  • バセドウ病(甲状腺機能亢進):頻脈・体重減少・手指振戦など。眼球突出が典型(Graves眼症)。
  • テタニー:代表は低カルシウム血症(副甲状腺機能低下、ビタミンD不足など)→ 手足のしびれ・こむら返り・Trousseau徴候など。
  • クッシング症候群/病満月様顔貌、中心性肥満、水牛様肩、皮膚菲薄化など(眼球突出ではない)。
  • 原発性アルドステロン症:Na貯留・K排泄 → 高血圧+低K血症(筋力低下、四肢麻痺、代謝性アルカローシスなど)。

暗記核:「Addison=色素沈着」「Graves=眼球突出」「Cushing=満月様顔貌」「Aldo=高血圧+低K」「テタニー=低Ca」

問62 小児で前屈(前かがみ)時に肋骨の盛り上がり(リブハンプ)を認めた場合、疑うのはどれか。




深掘り問62 解説(リブハンプ=“回旋”がある側弯)
  • アダムス前屈テストで肋骨隆起(リブハンプ)が見えるのは、脊柱が側方へ曲がるだけでなく椎体の回旋が加わっているサイン。
  • つまり、単なる姿勢不良(機能性側弯)よりも、構築性(器質性)側弯症を疑う根拠になる。
  • 鳩胸は胸骨が前方へ突出する形態で、前屈で片側の肋骨が“盛り上がる”所見とは別。

暗記核:「前屈でリブハンプ=側弯+回旋」

問63 発育性股関節形成不全(DDH)について誤っているのはどれか。




深掘り問63 解説(DDHは“女児・骨盤位・家族歴”が三種の神器)
  • 多いのは女児(男児に多い、は誤りとして狙われやすい)。
  • リスク骨盤位(胎位異常)、家族歴(遺伝要因/体質)など。
  • 所見:乳児期は股関節の不安定性(クリック)、外転制限、左右差(皮膚皺など)。
  • 治療:早期ならリーメンビューゲル装具など装具療法が中心になりやすい(時期が遅いと整復や手術も)。

暗記核:「DDH=女児+骨盤位+家族歴」「早期は装具(RB)」

問64 変形性関節症の単純X線所見として誤っているのはどれか。




深掘り問64 解説(OAのX線=“4点セット”で瞬殺)
  • 変形性関節症(OA)の典型X線 4点
    • 関節裂隙の狭小化(軟骨がすり減る)
    • 骨棘形成
    • 軟骨下骨硬化(荷重部)
    • 骨嚢胞形成
  • よって「関節裂隙の拡大」は逆で誤り。
  • 炎症性関節炎(RAなど)と混ぜるひっかけが多いので、OAは“摩耗・変形”の絵を思い出すと強い。

暗記核:「OA=狭い・棘・硬い・嚢胞(狭棘硬嚢)」

問65 前立腺肥大症で初期にみられやすい症状はどれか。




深掘り問65 解説(BPH=LUTS:蓄尿症状が先に出やすい)
  • 前立腺肥大症(BPH)は下部尿路症状(LUTS)として整理すると覚えやすい。
  • 蓄尿症状:頻尿、夜間頻尿、尿意切迫など(早期から出やすい)。
  • 排出症状:尿勢低下、排尿遅延、途絶、残尿感など。
  • 排尿時痛は感染(膀胱炎・前立腺炎など)を疑う方向。
  • 尿失禁は病期や合併で起こり得るが、“初期典型”としては頻尿・夜間頻尿が出やすい。

暗記核:「BPH=LUTS」「初期は頻尿・夜間頻尿」

問66 鉄欠乏性貧血でよくみられる所見はどれか。




深掘り問66 解説(鉄欠乏=“小球性+爪と粘膜”)
  • 鉄欠乏性貧血:ヘモグロビン合成↓ → 小球性低色素性が基本。
  • 所見匙状爪(スプーン状爪)、口角炎、舌炎などが有名。
  • 異食症(氷を食べたくなる等)も鉄欠乏で出題されやすい。
  • 知覚鈍麻はビタミンB12欠乏(巨赤芽球性貧血)の連想が強い(後索障害など)。

暗記核:「鉄欠乏=小球性」「匙状爪」「口角炎/舌炎」「B12=しびれ」

問67 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)について最も適切なのはどれか。




深掘り問67 解説(ITP=“血小板がやられる→紫斑”/H.pyloriが鍵)
  • ITP:血小板に対する自己抗体など → 脾臓で破壊されやすい → 血小板減少
  • 出血のタイプ:血小板系は皮膚・粘膜出血が目立つ(点状出血、紫斑、鼻出血、歯肉出血、月経過多など)。
  • 一方、筋肉内血腫・関節内出血は血友病など“凝固因子”の障害を連想。
  • H. pylori:一部のITPで除菌により血小板が改善することがある(超頻出ポイント)。

暗記核:「血小板=皮膚/粘膜出血」「ITP=H.pylori除菌が効くこと」

問68 病初期から人格変化が目立ちやすいのはどれか。




深掘り問68 解説(認知症“病型当て”は特徴で秒殺)
  • 前頭側頭型認知症(FTD):初期から社会性低下・脱抑制・同じ行動を繰り返すなど、人格/行動変化が前景。
  • アルツハイマー型:初期は近時記憶障害が中心。
  • レビー小体型幻視、認知機能の変動、パーキンソニズムなど。
  • 脳血管性:段階的悪化、局在症状(片麻痺など)を伴いやすいイメージ。

暗記核:「FTD=人格/行動」「AD=記憶」「DLB=幻視」「VaD=段階的+局在」

問69 パーキンソン病でよくみられる症状はどれか。




深掘り問69 解説(PD=運動症状+自律神経症状。便秘/起立性は超頻出)
  • 運動症状の4本柱:振戦(安静時)、固縮、無動/寡動、姿勢反射障害。
  • 自律神経症状便秘起立性低血圧、排尿障害、発汗異常など。
  • 唾液:PDでは“唾液分泌が増える”というより、嚥下回数低下で流涎(唾液が多く見える)が起こりやすい。
  • 下痢は典型ではなく、むしろ便秘が有名。

暗記核:「PD=便秘+起立性低血圧+流涎(見かけ)」

問70 筋萎縮性側索硬化症(ALS)でよくみられるのはどれか。




深掘り問70 解説(ALS=運動ニューロン障害。球麻痺が出る/感覚・膀胱・眼球は保たれやすい)
  • ALS:上位運動ニューロン(錐体路)+下位運動ニューロン(前角細胞など)の障害が混在して進行。
  • よく出る症状:筋力低下・筋萎縮・線維束性攣縮に加え、球麻痺(構音障害・嚥下障害)が重要。
  • 比較的保たれやすい感覚眼球運動膀胱直腸(※病型や進行で例外はあるが、試験はこの整理で出る)。
  • 褥瘡は寝たきり全般で起こり得るが、ALSの“特徴所見”としては優先度が低い。

暗記核:「ALS=運動ニューロン」「球麻痺(嚥下/構音)」「眼球・膀胱は保たれやすい」

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koji尊敬する人はルパン3世
大阪で治療院を開業して11年目になります。 妻と2人の子どもと暮らしながら、日々「うまくいかないこと」からも多くを学んでいます。 中医学に興味を持ち、身体だけでなく、心や思考の流れにも目を向ける治療を模索中。 このブログは、治療のことや日常での気づきを、自分なりの言葉で残す場所です。
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