リハビリテーション医学
正常歩行周期において二重支持期の割合として正しいのはどれか。
1 60%
2 40%
3 20%
4 5%
回答→3
【解説】
歩行周期=立脚相は約60%、遊脚相は約40%、二重支持期は15~20%である。
※歩行周期(1サイクル)とは片方の踵が接地して、次に同側の踵が再び接地するまでの動作のことである。
[歩行で抑えておきたいポイント]
・「歩隔」とは、踵接地間の中点を結ぶ両足の左右の間隔で、正常歩行では5〜10cm程度である。一側の踵と、他側の踵との間の距離を歩幅という。なお、ケイデンス(歩行率)が増加しても歩隔は変化しない。
・「一歩」とは片方の踵が接地した後に、次に他方の踵が接地するまでの動作である。
・歩行速度が速くなると二重支持期は少なくなる。二重支持期が0になると走行となる(両足が同時に床から離れる)。
・1回の歩行周期に一側の「膝関節と足関節は2回の屈曲と伸展」、「股関節は1回の屈曲と伸展」が起こる。