リハビリテーション医学
パーキンソン病の症状で正しいのはどれか。
1.下垂足
2.前傾前屈姿勢
3.大殿筋歩行
4.ミオクロニー発作
回答→2
【解説】
[パーキンソン病の症状]
初発年齢は50~60歳がもっとも多い。初発症状は一側性の手足のふるえ、歩行時の足の引きずりなどが多い。症状はゆっくりで進行性であり、通常、左右一側の振戦、筋固縮、動作緩慢で始まり、小刻み歩行や前傾姿勢など両側性障害に移行する。安静時振戦(丸薬運動など)は規則的なふるえで、随意運動により減弱消失する。姿勢反射障害は歩き出すと途中から小走りになったり、軽く押されるとその方向へ突進したりするもので、小刻み歩行、突進歩行、前屈姿勢をみせる。筋固縮(筋剛縮)は筋の被動時の歯車様抵抗(鉛管現象)としてみられる。無動(寡動)は動作の開始に時間がかかり、開始した動作もゆっくりしかできない現象をいう (錐体外路徴候)。 さらに仮面様顔貌や脂顔、流涎、多汗、便秘、四肢循環障害による冷え症などの自律神経症状や自発性低下、抑うつ気分、不眠などの精神症状を伴うこともある。
引用:東洋療法学校協会 「リハビリテーション医学」
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