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1日1問

 臨床医学各論

分離すべり症について正しいのはどれか。

1 高齢者に好発する。

2 腰椎の後弯が増強する。

3 下部腰椎に起こる頻度が高い。

4 棘突起に病変がみられる。

回答→3

【解説】
まず名前を整理しよう。

腰椎分離症椎間関節基部の骨が分離する病態。

腰椎分離すべり症分離症が進行して椎骨が前方にずれる病態。

このようにすべり症の前には分離症があるわけだが、分離症は骨の成熟期でのスポーツ活動に起因するケ ースが多く、疲労骨折が原因ではないかという説がある。
腰椎分離症の病態生理は、椎弓の上下関節突起間部の骨が分離した状態で、背屈をすると痛みなどの症状が増強(ケンプ徴候陽性)することが多い。

1 成人期に好発する。少年期に起こした分離症が骨癒合せずに偽関節状態となり、不安定なまま成人期(40代に高確率@)になるにつれて前方へ徐々にずれ、すべり症へと進行する。

2 脊柱の所見では腰椎の前弯が増強する。すべり症の場合は視診または触診で階段状変形が認められる。

3◯下部腰椎に起こる頻度が高い。

4 椎弓に病変がみられる。X線診断ではテリアネックサインが見られる。


 

 

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koji尊敬する人はルパン3世
2015年、大阪の心斎橋にトレイン治療院を開業。現在は中医学を少しずつ学び中です。 趣味は、中国語、中医学、投資(日株・米株・先物)、映画(marvel love)、お笑い(くだらない系love)、AbemaTV(論破系love)、キャンプ、フルート、水泳、そして今の仕事です。基本的にミーハーです。
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