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おしらせ
今日のブログ
昨日は、鍼灸学校時代の同級生が私の治療院に来てくれた。
彼は私よりも年上だが、本当にアクティブで体力も無限にあるような方だ。
尊敬する。
そんな彼は、今回は私の美容鍼のメニューを受けてみたいとのことだった。
治療院を長く続けていると、この同級生に限らず、同じ業界で働く人が治療を受けに来てくれることが時々ある。
よく「同業者はお断り」という治療院も見かけるが、私はそうではなく、逆にウェルカムで、来てくれることはとても嬉しいことなんだけど、正直に言うと、私はそのたびに少し申し訳なく感じてしまうこともある。
なぜか?
彼らは単に私の技術を受けたいと言うわけではなく、私の技術を受けることによって特別な何か(技術)を得ようとしているからだ。
しかし、残念ながら、彼らが期待するような「特別な何か」を私が持っていない。
「魔法」の正体は?
とは言え、奇跡的にも、私はこれまで10年以上も治療院を続けることができてる。
もしかしたら、自分では気づいていないだけで、何か特別なものがあるのかもしれないが、
それが何なのか、自分でも探している途中だ。
きっとそれは派手な技術や最新の知識とは違う、もっと地道で本質的な何かだと思っている。
彼らと同じように、ひと昔前の私も、「患者さんを治せる、すごい技術がほしい!」「魔法のような治療ができたら…」と考えていた。
しかし、色々な経験を重ねる中で、そんな「魔法の技術」は存在しないということを悟ったのだ。
そして、今はそれで良いと思っている。
「できること」と「できないこと」を自覚する
私にできることを精一杯する。
それ以上のことは、無理に背伸びをしたり、誇張したりしない。
これが今の私の考え方だ。
そもそも、人が感じる「痛み」というのは、そのほとんどが原因不明だと思う。
痛みには様々な装飾がされる。
様々な治療理論やアプローチがあるが、その理論で痛みが治ったと「証明」することは、実際にはとても難しい。
だからこそ、私たち治療家は常に学び、技術を磨き経験則を高めていこうとする。
「何ができて、何ができないか」を自分自身がきちんと知っていること、そしてそれを自覚していること。
それが大切だと私は思う。
特別な技術はなくても
もう一度言うが、私には特別な治療の技術は無い。
だから同業者が来ても、自分の技術を隠しているわけでもない。
もし、事前に「何か特別な技術を学びたい」という目的で来る方がいれば、
お世辞抜きで「何も得られるものはないよ」と言いたくなるくらいだ。
強いて言うなら、私が持っているものは、派手な「技術」ではなく、患者さん一人ひとりに真摯に向き合い、その方の今の状態に対して、私にできる最善を尽くすこと。
あとは気持ちの良い施術かな。
これは技術というよりは感覚でやっているから教えることができない。
そして、施術を通じて、患者さんが少しでも楽になり、ご自身の体の変化を感じていただけること。
これこそが、私が一番大切にしていることです。(少しカッコつけた)
私の治療院では、「魔法」は使わないが、皆さんが心から安心できるような、誠実な治療を提供できるよう、日々努力している。
もし「特別な技術」ではなく、「当たり前のことを、当たり前に、そして丁寧に」という私の考え方に共感していただけるなら、ぜひ一度お越しください。
1日1問(挑戦してね)
問題 患者、手足不温、脘腹疼痛、泄利下重、脈弦。選ぶべき方剤はどれか。
1.四逆散
2.四逆湯
3.温脾湯
4.当帰四逆湯
回答→1
【解説】
1.四逆散
2.四逆湯(温裏剤・回陽救逆剤)ー陽衰陰盛による四肢厥逆、嘔吐下痢、脈微細、陽気が途絶えそうな危証の治療。四逆散とは全く異なり、四逆湯は回陽救逆の主方である。
3.温脾湯(温下剤)ー脾陽不足、冷積内生による諸証の治療。
4.当帰四逆湯(温裏剤・温経散寒剤)ー陽虚と血虚で寒邪が経絡に阻滞する病証の治療。
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