吸い玉・カッピング療法|肩こり・背中の張り・疲労感に|心斎橋・長堀橋のトレイン治療院

背中の重だるさや、
抜けにくい疲れを感じている方へ

肩こりや背中の張りがつらいとき、多くの方は「揉んでほしい」「押してほしい」と感じるかもしれません。もちろん、マッサージや整体で筋肉をゆるめることは大切です。ただ、強く揉んでもすぐ戻ってしまう背中のこわばりや、身体の奥に残るような重だるさには、“押す”のではなく、“引く”刺激が合うこともあります。
吸い玉は、カップの吸引によって皮膚や筋膜にやさしく引く力を加え、こわばった背中や肩、腰まわりの巡りに働きかける施術です。トレイン治療院では、吸い玉だけで身体を判断するのではなく、整体・マッサージ・鍼灸、中医学的な見立てを組み合わせながら、その方の状態に合わせて施術を行います。

吸い玉とは?

カップを皮膚に吸着させる、伝統的な外治法です

吸い玉・カッピングは、カップを皮膚に吸着させ、カップ内に陰圧をつくることで身体に刺激を加える施術です。1中国医学をはじめとする伝統医学の中で、古くから身体の表面に働きかける外治法として用いられてきました。背中、肩、腰などに使われることが多く、筋肉のこわばりや、血流の停滞感、身体の重だるさを感じる方に用いられます。近年は「カッピング」という名前で、スポーツ選手や美容・健康分野でも知られるようになりました。ただし、吸い玉は「強ければ強いほど良い」「跡が濃いほど良い」という施術ではありません。当院では、体調や皮膚の状態を確認しながら、吸引の強さや時間を調整して行います。

「押す」のではなく「引く」施術

マッサージや整体とは違う、独特の刺激

一般的なマッサージや整体は、筋肉に対して「押す」「揉む」「伸ばす」刺激が中心です。一方、吸い玉はカップの吸引によって、皮膚や筋膜をふわっと引き上げるように刺激します。この“引く力”によって、背中に張りついたような重さが少し浮くように感じたり、呼吸が入りやすくなるように感じる方もいます。2現代の研究では、カッピングによる負圧刺激が、皮膚血流量や痛みの感じ方に影響する可能性が検討されています。ただし、その作用や効果はまだ研究途上の部分もあり、すべての方に同じ変化が出ると断定できるものではありません。当院では、吸い玉を「何でも治す特別な施術」としてではなく、身体のこわばりや巡りに働きかけるための、ひとつの選択肢として取り入れています。

吸い玉で期待できる身体の変化

肩こり・背中の張り・腰の重だるさに

カッピング療法は、首・肩・腰などの痛みや、慢性的な筋骨格系の不調に対する補完的なケアとして研究されています。3一方で、研究の質や方法にはばらつきがあり、効果を過剰に断定することはできません。そのため、このページでも「必ず良くなる」とは言いません。ただ、実際の施術では、吸い玉の後に「背中が軽い」「肩甲骨まわりが動かしやすい」「呼吸がしやすい」と感じる方もいます。特に、背中全体がこわばっている方、デスクワークで同じ姿勢が続く方、マッサージを受けてもすぐ戻りやすい方には、吸い玉が合うことがあります。腰の重だるさに対しても、腰だけを見るのではなく、背中や骨盤まわりの緊張を含めて施術していきます。4腰痛に関する研究でも、カッピングが痛みや機能面に影響する可能性が検討されています。

中医学で考える吸い玉

気血の巡り、瘀血、寒湿、経絡の滞り

中医学では、肩こりや背中の張り、腰の重だるさを、単なる筋肉の硬さだけでなく、「気血の巡り」や「経絡の滞り」として考えることがあります。たとえば、身体の巡りが滞ると、張り、重だるさ、こわばり、冷え、動きにくさとして現れることがあります。

慢性的なこりや、同じ場所に残る重だるさは、中医学では「瘀血」と関係して考えることがあります。瘀血とは、簡単に言えば血の巡りが滞った状態を表す言葉です。また、冷えや湿気の影響を受けると、身体が重だるく、動きにくく感じることがあります。中医学では、こうした状態を「寒湿」として捉えることがあります。

吸い玉は、皮膚表面から吸引刺激を加えることで、滞った巡りに働きかける外治法として用いられてきました。5中国語文献を整理したレビューでは、カップを一定時間置く方法、背中に沿って動かす方法、刺絡と組み合わせる方法など、さまざまなカッピング技法が整理されています。トレイン治療院では、身体全体の状態、こり方、冷え、疲労感、呼吸の浅さなどを見ながら、中医学的な考え方を施術に活かしています。

現代研究と中医学の橋渡し

昔から大切にされてきたことと、現代的に研究されていること

吸い玉・カッピング療法は、西洋医学的にはまだ研究途上の部分がある施術です。一方で、中国医学をはじめとする伝統医学の中で長く使われてきた外治法であり、6現代の研究でも、痛み、皮膚血流、神経反射、筋膜や皮膚の張力変化など、さまざまな視点から検討されています。つまり、カッピングは「昔からあるから絶対に良い」とも、「エビデンスが十分でないから意味がない」とも言い切れない施術だと考えています。大切なのは、過剰に効果を断定せず、安全に、その方の身体に合う形で使うことです。

吸い玉の跡について

赤紫色の跡は、吸引による一時的な皮膚反応です

吸い玉の後には、丸い赤紫色の跡が残ります。はじめて見ると驚くかもしれませんが、多くの場合は、カップの吸引による一時的な皮膚反応です。跡の出方は、体質、皮膚の状態、吸引の強さ、部位、その日の体調によって変わります。一般的には数日から2週間ほどで少しずつ薄くなっていくことが多いですが、個人差があります。また、跡が濃いほど悪い状態というわけではありません。

7NCCIHでは、カッピングは一時的な皮膚の跡を残すことがあり、皮膚の変色、やけど、感染、湿疹や乾癬の悪化などが起こる可能性もあると説明されています。そのため、皮膚の状態や体調を確認しながら、安全に行うことが大切です。

こんな方におすすめです

背中の張りや、抜けにくい疲れがある方に

吸い玉・カッピングは、次のような方に向いていることがあります。

  • 肩こりが慢性的に続いている方。
  • 首肩から背中にかけて張りやすい方。
  • 腰が重い、だるいと感じる方。
  • デスクワークで同じ姿勢が続く方。
  • 寝ても疲れが抜けにくい方。
  • 呼吸が浅い感じがする方。
  • 整体・マッサージ・鍼灸とあわせて、身体をしっかり整えたい方。

背中には、姿勢、呼吸、疲労、自律神経の状態があらわれやすいと考えています。吸い玉は、その背中に広く働きかけられる施術です。

吸い玉を受ける前にご相談いただきたい方

安全のため、体調や皮膚の状態を確認します

吸い玉は比較的安全に行われることが多い施術ですが、すべての方に適しているわけではありません。安全のため、以下に当てはまる方は事前にご相談ください。

  • 皮膚が弱い方、かぶれやすい方。
  • 湿疹、皮膚炎、傷、炎症がある部位。
  • 出血しやすい方。
  • 抗凝固薬を服用中の方。
  • 強い貧血がある方。
  • 妊娠中の方。
  • 発熱、感染症の疑いがある方。
  • 極度に疲れている方、体調が悪い方。
  • 直近で肌を出す予定がある方。

体調や皮膚の状態によっては、吸い玉を行わない場合があります。その場合も、整体・マッサージ・鍼灸など、別の方法で身体に合った施術をご提案します。

トレイン治療院の吸い玉療法

国家資格者が、身体の状態を見ながら行います

トレイン治療院では、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を持つ施術者が、皮膚の状態、体調、刺激への反応を確認しながら吸い玉を行います。吸い玉は、ただカップをつければよい施術ではありません。吸引の強さ、置く時間、部位、施術前後の身体の状態を見ながら調整することが大切です。初めての方や刺激に不安がある方には、弱めの吸引から行います。また、吸い玉だけで終わらせるのではなく、整体・マッサージ・鍼灸と組み合わせることで、背中のこわばり、姿勢、呼吸、疲労感などを総合的に見ていきます。中医学的には、気血の巡り、瘀血、寒湿、経絡の滞りなども参考にしながら、今の身体に合う施術を選びます。

よくある質問

皮膚が引っ張られる独特の感覚があります。痛みというより、「吸われている感じ」と表現される方が多いです。初めての方は弱めの刺激から行います。

個人差がありますが、数日から2週間ほどで薄くなることが多いです。肌を出す予定がある方は、事前にご相談ください。

必ずしもそうとは言えません。跡の出方は、体質、皮膚の状態、吸引の強さ、その日の体調などによって変わります。跡だけで身体の状態を断定することはありません。

施術後は身体がリラックスしやすくなるため、当日は水分をとり、激しい運動や過度な飲酒は控えめにしてください。跡がある間は、強くこすらないようにしましょう。

自律神経の乱れそのものを直接治すと断定はできません。ただ、背中の緊張や呼吸の浅さ、疲労感がある方にとって、身体がゆるむきっかけになることがあります。

吸い玉の後に「身体が軽くなった」「重だるさが抜けた」と感じる方もいます。そのため一般的に“デトックス”と表現されることもありますが、医学的に毒素が排出されると断定できるものではありません。当院では、巡りが促されて身体が軽く感じるような体感として、わかりやすくお伝えしています。

吸い玉が合うかどうか、不安な方へ

跡が残ることや、刺激の強さが不安な方は、予約時にそのままご相談ください。初めての方には、身体の状態を確認しながら、無理のない刺激で行います。ご予約の際は、「吸い玉希望」とお伝えいただけるとスムーズです。

最後に

身体の巡りを整える、ひとつの選択肢として

吸い玉・カッピングは、すべての不調を解決する万能な施術ではありません。 西洋医学的には、まだ研究途上の部分もあります。

それでも、古くから中医学や伝統医学の中で用いられてきた施術であり、 現代でも痛みやこわばり、身体の重だるさに対する補完的なケアとして研究が続けられています。

トレイン治療院では、「必ず効く」とは言いません。 その代わり、目の前の身体を丁寧に見て、整体・マッサージ・鍼灸・中医学的な見立てを組み合わせながら、 その方にとって無理のない方法を選んでいきます。

強く押すだけでは変わりにくい背中のこわばりに。

抜けにくい疲れや重だるさに。

吸い玉・カッピングという選択肢を、身体を整えるきっかけとして取り入れてみてください。

Reservation

ご予約・ご相談はこちら

初めての方も、症状の相談だけでもお気軽にどうぞ。
ご希望の方法を選んでご連絡ください。

First visit / Consultation

はじめての方・症状を先に相談したい方へ

肩こり・腰痛だけでなく、自律神経の不調、不眠、慢性的な疲れ、更年期の不調など、 言葉で説明しにくい症状も、事前問診票からお送りいただけます。

※問診票の送信だけでは予約確定ではありません。予約日時はネット予約またはLINE等でご確認ください。

このページを書くにあたって参考にした文献・資料
  1. Qureshi NA, Ali GI, Abushanab TS, et al. History of cupping (Hijama): a narrative review of literature. Journal of Integrative Medicine. 2018;16(3):172-181. ↩︎
  2. Emerich M, Braeunig M, Clement HW, Lüdtke R, Huber R. Mode of action of cupping—Local metabolism and pain thresholds in neck pain patients and healthy subjects. Complementary Therapies in Medicine. 2014;22(1):148-158. ↩︎
  3. Cao H, Li X, Liu J. An Updated Review of the Efficacy of Cupping Therapy. PLOS ONE. 2012;7(2):e31793. ↩︎
  4. Zhang Z, Pasapula M, Wang Z, Edwards K, Norrish A. The effectiveness of cupping therapy on low back pain: A systematic review and meta-analysis of randomized control trials. Complementary Therapies in Medicine. 2024;80:103013. ↩︎
  5. Zeng K, Wang JW. Clinical application and research progress of cupping therapy. Journal of Acupuncture and Tuina Science. 2016;14(4):300-304. ↩︎
  6. Wang L, et al. Efficacy of cupping therapy on pain outcomes: an evidence-mapping study. 2023. ↩︎
  7. National Center for Complementary and Integrative Health. Cupping. NCCIH. ↩︎
Back to top